アメリカ人は車さえも自己主張の場に使っちゃう!?人柄や好きなモノまで一目でわかる、意味も知っておきたいアメリカのバンパーステッカー文化とは?

魚(イクトゥス)

 
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キリスト教の信者であることを表すステッカーです。なぜ魚?と思われことでしょう。このイクトゥス(Ichthys)と呼ばれるマークには、お互いがキリスト教を信仰していることを確認し合う方法として用いられた歴史があります。公にキリスト教を信仰していると言えない時代、信者だけがわかり合える合図として使用されていました。 純粋にキリスト教信者が使っている場合もありますが、よくみると魚のマークに足が生えたデザインもあります。どうやら創造論派VS進化論派の主張としての側面もあるようです。

My child is an honor student at ○○School

 
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アメリカ発祥といわれる「赤ちゃんが乗っています」ステッカーは、万が一事故があったときに赤ちゃんも忘れずに救助してくださいという意味があるのだとか。しかしながら、本来の意味が行方不明になっている場合が多く、「だから何?」という感情を抱いてしまう人も少なくありません。 ただ、アメリカにはもっと見る人を微妙にイラッとさせてしまうステッカーがあります。それこそが、「私の子どもは○○学校の優等生です」というものです。嬉しいのはわかりますが、親バカが過ぎかも!?

How’s my driving?

 
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日本でいうところの、トラックの後ろに貼られてあるドライバーさんの名前みたいなものです。社用車や営業車の後ろにこのステッカーを貼ることで、ドライバーのドライブマナーなどの意識を高める効果を狙っています。企業系の車には「私の運転はいかがですか?」に加えて、フリーダイヤルの電話番号も表示する徹底ぶりです。 また、個人で使えるジョーク仕様もあります。もちろん電話番号は本物ではなく、「1-800-EAT-SHIT」といった具合です。こちらの運転技術によっては、後続のドライバーをカチンとさせてしまうかもしれません。

Stick figure family

 
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A post shared by Celia Morgan (@missxstatic) on

ひとめで家族構成がまるわかり、個人情報ダダ漏れでもかわいければOKの「棒人間家族」。アメリカでちょっとしたブームになったスティック・フィギュア・ファミリーは、今や一周も二周もした変わり種が揃っています。 始まりは「ほのぼの系」ステッカーだったのですが、当初の印象とは正反対のブラック・ユーモア系も充実!ファミリーが何かしらの化け物に襲われているバージョンも登場しています。たとえ性格がひねくれていると思われても大丈夫、同じくウンザリしている人なら賛同してくれるはずです。
 
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前方の車にベタベタとステッカーが貼られていたら、気になってつい目をこらしたくなることでしょう。どうやら近年では、アメリカのステッカー文化が渋滞の原因とまでいわれているようです。ただ、どうしても見たくなるくらい、洒落の効いたステッカーがあるのはアメリカの良さでもあります。もし、あなたがドライバーでなく、同乗者として渋滞に巻き込まれたときには、思う存分ステッカー観賞を楽しんでみてください。