心と体を暖めるアメリカの暖炉文化!日本人ならほとんどが「はじめまして!」、アメリカ生活で遭遇しやすい暖炉事情とは?

日本人が「これいらないでしょ」と思っても、アメリカ人が「絶対欲しい!」と願う生活用品があります。それこそが、日本の家庭ではまずお目にかかれない、アメリカの家に似合いすぎる「暖炉」という存在です。今回は、昨今注目されるシンプルな生活とは真逆のアイテム、憧れだけは手に余りすぎるアメリカの暖炉事情を紹介します。

 

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燃料も違えば、デザインも違う!無限のカスタムが可能な暖炉の種類

 
 
 
 
 
 
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A post shared by Jenn Volz (@jennvolz) on

「薪を火にくべ、暖をとる」今の時代なら淘汰されてしまいそうなアナログさ満点。しかしながら、アメリカの暖炉文化は今も陰ることはありません。また、暖炉=薪のイメージが強いですが、薪の他にもガスや電気といった選択肢もあります。 さらには、埋め込み式や据え置き型、暖炉の扉の有無(密閉型or開放型)といった具合に設置方法も様々です。ちなみに、アメリカでは埋め込み式で扉がついたタイプの暖炉が人気といわれています。

伝統よりも環境!?アメリカの暖炉文化が危ういかも?

 
 
 
 
 
 
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A post shared by Soledad G. Alzaga (@soledadalzaga) on

そんな暖炉大国のアメリカですが、実はじわじわと薪暖愛好家への包囲網が迫りつつあります。薪の暖炉は他の種類の暖炉と比べ、パチパチと薪が燃える様子など、昔ながらの懐かしい暖かみが魅力です。

しかしながら、排煙による近隣トラブルや自然環境への配慮に伴い、薪暖炉の設置条件が厳しくなってきています。 ニューヨークなどでは、新たな薪暖炉の建設を条例で禁止したケースもあるくらいです。とはいっても、既に設置されている暖炉を撤去するほど理不尽なものではありません。

アメリカ人の暖炉愛は止められない!そこに存在するだけでも満足

 
 
 
 
 
 
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A post shared by mandy // polite as fudge (@politeasfudge) on

色々と問題は浮上してはいますが、アメリカ人の暖炉に対する愛は燃え続けています。もはや、アメリカ人の暖炉への執着は誰にも止められません。各暖炉メーカーからは、EPA(アメリカ環境保護庁)の基準をクリアする薪暖炉が発売されています。

また、暖をとる以外にも、夏の時期には薪の代わりに陶器のオブジェをいれたり、キャンドルを入れたり、様々な形でアレンジする楽しみも! 暖房器具の域を超え、年間を問わないインテリアとしても重宝されているのです。良い意味で暖炉に執着するアメリカ人の心意気を感じてみてください。

暖炉を使いたいならまず勉強!メンテナンスと便利アイテムが初心者を救う?

 
 
 
 
 
 
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A post shared by Southridge Hardware (@southridgehardware) on

当然のことながら、暖炉は焼却炉ではありません。何でもかんでも燃やしてしまえばOKということではないのです。まずは、シーズン・オフに最低でも1回、暖炉のメンテナンスを行ないましょう。自身での保守点検がムリそうなら、プロに任せる手もあります(特に薪の暖炉で煙突があるタイプは必須)。

ガス式や電気式はスイッチひとつで着火が可能ですが、本格派の薪暖炉には着火剤や木材、ライターやマッチなど多くのアイテムが必要です。手間暇のことを考えるなら、暖炉専用の固形燃料を選んでみましょう。アメリカ人も御用達の暖炉用燃料ブランド、Duraflame(デュラフレーム)を覗いてみてください。

暖炉の火を眺めていると、不思議と心が癒やされます。それはアメリカ人に限らず、日本人であっても同じことです。アメリカはセントラルヒーティングが主流のため、本来ならば暖炉自体淘汰されてもおかしくはありあません。しかしながら、いつまでも「絶対いる!」とアメリカ人に求められ続ける暖炉の存在、このことを日本の囲炉裏が知ったら嫉妬するかも?

 

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