アメリカで話される英語以外の言語とは?1位と2位以外の言語が分かったらアメリカ通かもしれないランキングTOP10!

移民の国アメリカには様々な国の出身の人が存在し、自分たちの母国語を誇りに持って暮らしています。州や住んでいる場所によって聞こえてくる言語はまったく違いますが、アメリカで話されている英語以外の言語にはどのようなものがあるのでしょうか?今回は、ネイティブスピーカーが多い順に1位からランキング形式で言語をご紹介します。

1位:スペイン語
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米国では4000万人以上の住人がスペイン語を話します。とにかく覚えておくと便利な言語なので、学校の第二外国語のチョイスでは生徒の半数がスペイン語を取ります。アメリカで「バイリンガル募集」と書かれている場合、大抵スペイン語と英語のバイリンガルを指します。
2位:中国語
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340万人。マンダリンや広東語が含まれますが、国勢調査の際にはすべて「中国語」に分けられます。アメリカに住むチャイニーズ・スピーカーの40%がカリフォルニア在住です。
3位:タガログ語
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タガログ語はフィリピンで話される言語です。全米総数170万人で、ここ30年でタガログ語を話す住人の数が3倍にもなったそう。カリフォルニア、ワシントン、ネバダ州では、中国語をおさえスペイン語の次に多く話される言語です。
4位:ベトナム語
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150万人。ベトナム人コミュニティーが多い街Top3:1位カリフォルニア州サンノゼ、2位カリフォルニア州ガーデングローブ、3位テキサス州ヒューストンです。ベトナム戦争後に軍基地の近くにコミュニティーが作られ、そこから人口が増えていった場合が多いです。
5位:アラビア語
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120万人。アラビア語は世界の25カ国でオフィシャル言語に制定されています。米国で一番有名なアラブコミュニティーは、ミシガン州ディアボーンです。英語を話す人にとってアラビア語は非常に難関な言語ですが、その美しい響きから第二外国語として勉強する人が増えてきています。
6位:フランス語
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120万人。メイン州、バーモント州では英語の次にもっとも話される言語で、ルイジアナ、コネチカット、ロードアイランド、ニューハンプシャーでは英語、スペイン語の次によく話されます。学校で第二外国語を学ぶ際にも、スペイン語と並んで非常に人気のある言語です。
7位:韓国語
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ここ30年でかなり増えました。ロサンゼルスとニューヨークを中心に110万人。ニュージャージーのコリアンタウン、パリセーズパークでは住人の半数以上が韓国人です。
8位:ロシア語
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アメリカでは91万人の人がロシア語を話します。ソビエト崩壊後に多くの人がアメリカにやってきました。ニューヨークのブルックリンがロシア人コミュニティーとして有名で、ロシアンスピーキングの人の30%がニューヨークに住んでいます。
9位:ドイツ語
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91万人。1680年代に開拓者がペンシルバニアにやってきた際には、ドイツ語はアメリカで2番目によく話される言語でした。その後、第一次世界大戦頃から社会的に抹殺されてしまいましたが、それまでずっと2位の言語でした。ドイツ語がアメリカのオフィシャル言語になっていた可能性もあったという都市伝説もあります。
10位:ハイチ語
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ハイチ・クレオール語とも言います。移民や難民としてアメリカにやってきたハイチ人や一部バハマやドミニカ共和国、キューバ出身の方が話す言語です。ニューヨーク、ボストン、フロリダなど86万人の人がハイチ・クレオール語を話します。
「アメリカにいるんだから英語喋れよ!」なんて差別発言に関するニュースはよく耳にしますよね。でも例えばカフェなどで団体が大声で外国語を話しているのを見ると、少しギョッとしてしまうのは事実。言語は美しいものですし、外国語が頻繁に聞ける環境も素晴らしいこと。自分の言語にプライドを持つ=最低限のマナーを守ることが重要なのでは。
