アメリカの駐在妻が、現地でスマホを購入した時のお話
アメリカに来たらすぐ手に入れたいものの一つに、スマホを挙げる方はとても多いですよね。筆者はアメリカに移住してから1か月ほど経つのですが、実はなかなか現地のスマホを買えずじまいでおりました。渡米当初はWi-Fiルーターのレンタルサービスを利用しており、日本から持ってきたiPhone(日本のキャリアは解約済み)で事足りていたためです。インターネットやメール、Line、Facebook、Instagram、Twitterなどのアプリまで、全てWi-Fiがあれば使えてしまいます。
しかし、Wi-Fiルーターのレンタルにもお金はかかりますし、電話番号がなくて不便なときも増えてきたので、ついにアメリカで携帯電話を購入する決心をいたしました!今回はその体験談をお伝えし、読者の皆様が今後スマホや携帯電話を購入する時の参考にしていただければと思います。
(記事公開後追記:後々友人から聞いたのですが、最近、アメリカのスマホを日本で契約、受取ができるサービスも出てきたようです。渡米初日からスマホと電話番号がある生活を考えると、これはめちゃくちゃありがたいサービスですね!)
まずはどんなスマホ、キャリアがあるのかわからない
最近は格安スマホや格安SIM(MVNO)も増えてきてますし、正直通信サービスや仕組みが良く分からないと言う方は筆者以外にも多いのではないでしょうか?まずは情報収集ということで、メインの通信キャリアについては、mAmerica別記事で紹介されている「アメリカの通信キャリアを徹底比較!」、格安スマホ、格安SIM(MVNO)については、「最近アメリカでも話題の格安スマホ、格安SIM(MVNO)って何?」、「今、アメリカで熱い格安SIM5選」を見てみました。
日本で言うところのdocomo・au・softbankのようなメインキャリアもありますし、Y!mobileとか楽天モバイルなどの格安系サービスもあるようです。アメリカの通信キャリアで大手は4つあり、それぞれVerizon、AT&T、Sprint、T-Mobileという会社です。
一方、格安スマホ、格安SIMでは、Cricket WirelessやMetro PCSといった企業が有名なようです。色々とお財布とも相談した結果、筆者はコストを最優先に考えて、格安スマホ、格安SIM(MVNO)を探すことにしました。
スマホを探しにBEST BUYへ!
BEST BUYは有名ブランドの家電やパソコンなどを販売する大型家電量販店です。日本のヨドバシカメラやビッグカメラに近いものがあります。お店に入ると各キャリアごとの対応端末がディスプレイおり、その中に「Unlock SIM(SIMフリー)」のコーナーがありました。こちらに置かれている携帯電話が格安スマホ、格安SIM(MVNO)の対応機種になります。
「Unlock SIM(SIMフリー)」コーナーにこのようなパンフレットがありました。こちらにはBEST BUYで販売している格安スマホ、格安SIM(MVNO)のサービス提供会社と、アメリカの主要キャリアが展開するプリペイドプランの記載がありました。
ざっとそこで確認できるブランドを列挙してみますと、「Verizon」、「Virgin Mobile」、「GreatCall」「T-Mobile」、「Cricket Wireless」、「NET10」、「Boost Mobile」、「TracFone Wireless」、「SIMPLE Mobile」、「h2o」、「AT&T」など、とにかくたくさんありました。各サービスとも、若干サービス内容や特徴は違いますが、値段はどこの会社も月々$30~$40程度から、という感じです。
まずは「Unlock SIM」スマホの中から好きなものを選びます!
スマホ本体の価格帯として、$50〜$500のものがディスプレイされていました。SONYのXperiaやSamsung GALAXY、他にもLGなど日本で買えるものと同じような機種が並んでいます。筆者はその中から、MOTOROLAのMoto G4 Plusをチョイスしました!その時の値段は、税引きで$299.99、格安スマホの中ではミドルクラスの価格帯、性能です。(Best Buy店員さんの証言を参考。)
スマホを決めたら、次にプラン選び!
スマホ本体を決定したところで、次はどのキャリアでどの値段のプランにするかを決めていきます。正直、格安スマホ、格安SIM(MVNO)でも、主要な通信キャリアのプリペイドでも、実は各社大きな違いはありません。だいたい月々$40〜、その後$10きざみでデータ量に応じた料金プランがあります。プランを決める時のポイントですが、自分が一ヶ月どれくらいのデータ通信量を利用しているかを把握することです。日本でもアメリカでも、だいたい請求書のどこかに月に利用したデータ通信量が記載されていますので、確認してみてください。
筆者は、格安スマホ、格安SIM(MVNO)のサービスではなく、結局主要な通信キャリアであるT-Mobileの月$40で3GBまでデータが利用できるプリペイドプランに決定しました。このサービスはデータを3GB使ってしまったら止まってしまうというわけではなく、3GBを越えると通信がとても遅くなるということのようです。
家では自宅のWi-Fiを使えばいいし、外でのデータ通信量はそこまで多くないだろうということでこのプランにしました。筆者が主要な通信キャリアのプリペイドプランをチョイスした決め手は、家の近所にT-Mobileのショップがあって困ったときに何かと便利そうだから、という単純な理由です。
スマホ購入時には何が必要なの?
購入時に必要なものですが、特別なものは何一つ必要ありませんでした!これが格安スマホ、格安SIM(MVNO)や主要な通信キャリアのプリペイドサービスの良いところかもしれません。これが一般的な通信キャリアショップだった場合、確実に身分証明書やクレジットカードが必要だったでしょう。
(※後から知ったのですが、最近では日本語対応で手続きをサポートしてもらえる携帯ショップも出てきたようです、詳細情報はmAmericaご相談フォームからお問い合わせください。)まずレジにて、自分が欲しい端末の種類とサービスプランを伝えます。そのあと、聞かれたことは…
- 名前
- 誕生日
- 住所
- 家の電話番号(なかったので夫の携帯番号)
- 設定したいPINナンバー4桁
以上で、非常にシンプルです!しばらく待っていると、店員さんが手続きを完了してくれて、Activation Details(登録書のようなもの)を渡してくれます。そして携帯電話を受け取ったら、早速その時から利用することができました!
毎月どうやって払うの?
いくつか方法があるようです。
- T-Mobileショップや今回購入したBEST BUYなどのお店に行ってチャージ用のカードを購入しリフィルしてもらう
- T-Mobileショップに行くか、オンラインで会員登録し、そこからクレジットカード(もしくは小切手)で支払いをする
ネットの会員登録はT-Mobileのウェブサイトから非常に簡単にできました。
アメリカの電話番号は携帯電話と固定電話と区別がありません!
余談ですが、アメリカの電話番号は日本ですと080や090などで始まる携帯電話専用の番号があるわけではありません。日本で言う市外局番(州番号)はありますが、携帯電話でもオフィスや自宅の電話でも番号の見た目が全く同じなんです。そのため、電話をかける時に、携帯電話なのかオフィスや自宅の電話なのか、電話番号からは判断がつかないんです。
こうして無事に、アメリカでスマホを購入することができました。ハードルが高いと思っている方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、プリペイドのSIMフリー携帯であれば、難しい手続きなしに簡単に購入することができました。英語力にあまり自身がなかったり、1年以下の短期滞在の場合は、SIMフリー携帯を買ってしまうのが簡単かもしれません。どんなスマホ、携帯電話を買えば良いかお困りの方は、mAmericaご相談フォームよりお気軽にお問い合わせください。