池谷さんのテキサスA&M大学留学体験記②【アメスマ交換留学】

テキサスA&M大学のキャンパス 海外に留学する、と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?楽しそう?大変なことも多そう?実際に行ってきたことのある方のお話を聞いてみないとなかなかイメージしずらいところもあるかもしれません。そこでmAmericaでは、日本人留学生グループ、現役の交換留学生の皆さん、アメリカでSIM・スマホサービスを提供するアメスマさんにご協力いただき、各地から現地事情をお伝えしてもらう企画「アメスマ交換留学」をスタート致しました!

今回は現在、アメリカのテキサス州カレッジステーションにある、テキサスA&M大学(TEXAS A&M University)へ交換留学をしている池谷さんに、テキサスA&M大学(TEXAS A&M University)での様子や研究内容について、お話してもらいました。今後、アメリカ留学を目指す皆さん、必見の内容です!

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アメリカの留学先大学情報

テキサスA&M大学のキャンパス

ロケーション

私が留学しているテキサスA&M 大学はテキサス州のカレッジステーションという街にあります。名前の通り、街の中心が大学のキャンパスであり、友人の話によると全米でも最大規模の敷地面積だそうです。近隣の都市からがらの距離ですとヒューストン、オースティン、ダラスから車で約2時間程度、サンアントニオからは車で約3時間程度の位置にあります。

キャンパスの雰囲気、施設情報

テキサスA&M大学のキャンパス

キャンパスについては前述のようにとにかく大きいです。キャンパス内には空港やゴルフ場などもあり、友人の体験談によるとキャンパスの端から端まで自転車で移動するのに約20分かかったそうです。キャンパスの雰囲気としてはかなりのどかな印象を受けます。広いこともあり、敷地に余裕があり、芝生の公園やひたすら真っ直ぐな道などある意味、キャンパスが一つの田舎町のような感じがします。また、食堂や売店も多数あり、キャンパス内で生活が完結してしまうのもこの広さがゆえであると思います。

食堂に関しては、キャンパスの南、北、西に大きなものが一つずつあり、私はキャンパスの北側に位置する食堂を日頃利用しています。形式はビュッフェで、サラダバー、ジャンクフード、プレート料理、デザートなどがメインでその日によってメニューが変わり、毎日違ったものも選ぶことができます。

私はほぼ毎日、ジムに通っていて、大学のジムの設備は正直なところ完璧です。ランニングマシンが70台、スミスマシンが20台、そのほかにも様々なマシンがあり私にとっては夢のような世界です。その他にもランニングトラックやプール、屋内コート、屋外コート、武道場などが完備されており、さすがフィットネス大国ということもあり、毎日たくさんの生徒が利用しています。

あまり有意義な情報ではないかもしれませんが、キャンパス内には野生のリスがたくさんいます。とてもかわいいです。

大学が得意な研究分野

テキサスA&M 大学の得意分野はなんと言っても工学の分野です。私は社会学専攻などの詳しいことはわかりませんが、NASAなどと研究共同をして資金提供もしてもらっているそうです。その他にも、全米でも珍しいランドグラント、シーグラント、スペースグラントの指定を受けており、工学の分野は非常に強いことが伺えます。また、上級軍事学校にも指定されており、キャンパス内では軍服を着た生徒をよく見かけます。

私は学部留学なので特定の研究室には属していませんが、ジェンダー研究がメインということもあり、社会学部のジェンダー研究が専門の教授の方にアドバイスをよく頂きます。幸いにもその方は日本人ということもあり、英語で言うには難しいことも日本語で話せるので非常に助かっております。

外国人留学生や日本人の数

外国人や留学生の割合ですが、恐らく学部生での日本人留学生は私1人だけだと思われます。私のほかにももちろん日本人の方はいらっしゃいますが、基本的には正規入学生か大学院生の方です。国的な割合から見ますと、圧倒的にインドやパキスタンといった南アジアからの留学生が多いように見えます。その次に中国、韓国といった日本以外の東アジアが多いと思われます。テキサスということもあり、全体的な学生数から見るとメキシコ系アメリカ人が多いと思います。

留学先での授業、研究情報

テキサスA&M大学のキャンパス

前述の通り、私はテキサスA&M 大学で社会学部での交換留学をしており、その中でも特にジェンダー研究に力を入れています。現在4つの授業を履修しており、内3つはジェンダー研究に関する授業です。

1. Introduction to Women’s & Gender Studies

1つ目は “Introduction to Women’s & Gender Studies”です。この授業は主にフェミニズムについてです。詳細としては、ミソジニー(女嫌い)、ドレスコード、セックス、女性の社会的地位、家事と子育てなどより女性の立場に立った観点からジェンダーについてアプローチする内容となっています。授業スタイルは授業の前にテキストを予め読んでおき、授業内で教授がそのテキストに沿ってよりわかりやすく説明していくという形です。大人数のクラスで、また教授の方が生徒によく意見を求めるので様々な考え方を聞くことができ非常に勉強になります。

2. Introduction to Gender & Society

2つ目は “Introduction to Gender & Society”という授業です。この授業は日本人の先生が担当していますが、全て英語で行われています。内容としては、授業のメインテーマである男と女の違いとは何か、またそれをどのように分けるのかという考えをもとに様々な観点からそのテーマにアプローチしていき、その中で日頃私たちが社会の中でみるものがいかにジェンダーを基盤として成り立っているかを考えるものになっています。広告や雑誌、漫画といった日常的に目にするようなものからジェンダーを勉強をしていくので、常に新しい観点または新鮮な考えを提供してもらえるので個人的にはこの授業が取っている授業の中で一番好きです。

3. Gay and Lesbian Literature

3つ目は “Gay and Lesbian Literature”という講義です。この講義はゲイやレズビアンに関するテーマを取り扱った論文や小説を通して、その歴史や背景を読み取り、文面の裏側に隠された意味を読み取る力を養うこと(クロースリーディング)を目的としています。この授業は一応、English (国語)の科目に分類されていて、メインは英語をより理解していくことにありますが、それだけではなく内容をより理解できるようにゲイやレズビアン、トランスジェンダーの文化や歴史も学ぶことができます。とくにアメリカでの歴史や文化になりますが、日本とは違い宗教や人種といった要素もこの問題に関わってくるので知識として非常に役に立ちます。また、セメスター中に5つのレスポンスペーパーを要求されるので自分の英語のライティング力を鍛えることができます。

4. Introduction to Sociology

そして、最後にこういったジェンダー研究系の授業の他に、”Introduction to Sociology”という、いわゆる社会学の入門のような授業を取っています。この授業では教科書を使って、社会学における基本的な用語やその用語の概念を学んでいます。この授業の良いところは教授の方が非常にユニークな方で、出来るだけ生徒が理解しやすいように日常の一コマを例に使ったり、YouTubeなどにある面白い動画を見せ用語の概念を説明してくれます。また社会学者の名前もよく出てくるので、その社会学者にまつわる豆知識やおもしろいエピソードなども紹介してくださるので、他の授業に比べてかなりリラックスしており、また笑いの多い授業であると思います。

まとめ

テキサスA&M大学のキャンパス

私は社会学の授業しか取っていないので他の学部の授業の様子や内容などはわかりませんが、他の学生の様子を見ていると比較的課題が多いのかなと感じています。ただ、学生達はそれをきちんとこなしてくるので非常に勉強熱心な生徒が多いと思います。アメリカの大学では課題が多いところがほとんどのようなので、英語力がハンデになる日本人留学生にとっては決して易しい環境ではありませんが、これからもこちらで頑張っていきたいと思います!

 

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