駐在妻が驚くアメリカでのゴミ出し事情とは?

日本で ゴミ出しをする時、 分類をするのが当たり前ですよね。燃えるゴミ、プラスチックゴミ、缶、ビン、資源ごみなど、細かく分けないといけないルールがあり、日本人であればその慣習は当たり前となっていると言えるでしょう。それでは、アメリカの場合はどうでしょうか?大量生産、大量消費の国として名高いアメリカのゴミ事情について、とある州での出来事をご紹介します。

 

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え、分類の種類はこれだけ!?

筆者が住むイリノイ州シカゴ郊外の分類は「Trash(一般ゴミ)」と「Recyclables(資源ゴミ)」の2種類です。初めて体験する方は、「Trashってどこまでのゴミを入れていいの?」「Recyclablesって、ビン、缶とか細かく分けなくてもいいの?」と、日本の分類ルールとは全く違う慣習に驚くかもしれません。なんともシンプルで楽ではありますが、それぞれどのようにゴミを出すのか見ていきましょう。

ゴミ出しから収集までの流れ

ゴミは各家庭に大きなゴミ用の2種類のコンテナがあります(Trash/Recyclables container)。Recyclables(資源ゴミ)にはビン、缶、 ペットボトル、プラスチック、雑誌等や段ボールの紙類を分けることなく、大胆に全部を資源ゴミのくくりとしてコンテナに入れることができます。Trash(一般ゴミ)は、これまた大胆にRecyclables以外のゴミを全て入れることができます。

資源ゴミと言っても、ビンとペットボトルは分類が違うし、段ボールと缶も違うし、色々なものを一緒に入れて本当に大丈夫なのだろうか、と正直戸惑うこともあるかもしれません。ただ、それがアメリカでのルールなので、安心してそれぞれ分別して捨てちゃいましょう。

実際のゴミ収集の様子

収集日の朝に ゴミのコンテナを家の前に置いておきます。1軒1軒が広いアメリカ。日本のように人が収集するのは周るだけで大変だろうなと思っている読者の方もいらっしゃるかもしれません。実際は、巨大なゴミ収集車がやって来て、各家庭のゴミを一つ一つ回収してくれます。そこで気づくのが、ゴミのコンテナの巨大さもさることながら、ゴミ収集車もまた巨大であること。

日本のように人がゴミを収集車に入れて回収するのではなく、車にアームのような物が付いていて、コンテナごと持ち上げて、全て収集者にゴミを入れていきます。収集日は多くの地域で週に1回、それまでに溜まったゴミを巨大なコンテナに全て入れて、家の前に出せばOKです。

日本のように回収場に持っていく必要がないので、その点で少し楽かもしれませんね。 生活をしていれば必ずゴミは出てくるものです。日本では丁寧に分別した方が良いとされていますが、郷に入っては郷に従え、まずは地域のルールに従ってゴミ出しをしてみましょう。ゴミ出し事情一つを取っても、ちょっとアメリカのことを理解するのに役立つかもしれませんね。

 

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