アメリカでチープな冷蔵庫を買った際の失敗談、結果的に損をする安い家電の落とし穴とは?

アメリカでは冷蔵庫付きのアパートが普通ですよね。しかし、中には自分で冷蔵庫を用意しないといけない場合もあります。そんな時に、短期間しか住まないからといって格安の冷蔵庫を買うと、落とし穴にはまってしまいます。今回は、筆者が経験した格安冷蔵庫のお話をします。

 

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200ドル台で買える冷蔵庫

 

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ホームセンターやアマゾンなどでは、安くて200ドル台から冷蔵庫を買うことができます。これらの冷蔵庫は非常に安くてアメリカに来たばかりであまり米ドルを持っていない身の人間には大変魅力的です。安価に手に入りますし、最初はとても便利なのですが、故障をした時に問題が発生します。

冷蔵庫は急に壊れる

値段に関わらず、冷蔵庫とは急に壊れたり調子が悪くなったりします。運悪く、買って1年をちょっと過ぎた頃に冷蔵庫が冷えなくなったことがありました。当然冷凍食品はほぼ全滅でした。「まだ新しいので修理をしよう」と思ったのですが、最終的に買い換える羽目になりました。

購入店へ電話をしてみる

まずは買ったお店に電話をしてみました。商品の保証は1年までなので、期間外の修理には購入店などで追加に保証をつけておく必要がありました。まさかこんなすぐに壊れるとは思わなかったので追加の保証にも入っておらず、購入店での修理の依頼はできないことがわかりました。しかしメーカーのコンプレッサーの保証は3年だったので、まだ希望は捨てていませんでした。

YouTubeで修理方法を調べる

YouTubeには、冷蔵庫が壊れた時の対処法が多くアップロードされています。いろいろと見た結果、やはりコンプレッサーの故障の可能性があるようでした。丸一日コンセントを抜いてみたりもしましたが特に変化はなく、時間だけが過ぎて行きました。コンプレッサーなら保証内だから無料で直してもらえるはず?と希望を持って修理方法を探しました。

メーカーへ電話をしてみる

 

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次は冷蔵庫のメーカーへ電話をしてみました。すると、住んでいるエリアで修理ができるお店を紹介してもらえました。すぐに電話をしましたが、なかなか繋がりませんでした。その間も時間は刻々と過ぎていくので、次なる方法を試しました。後から聞いた話だと、アメリカのほとんどのカスタマーサービスの電話は非常に繋がりにくく、日本のカスタマーサービスの違いを強く感じました。

地元の修理店に電話をしてみる

 

OBSOLETE

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メーカー紹介のお店には相変わらず電話がつながらないので、ローカルの冷蔵庫修理店にかたっぱしから電話をしてみました。しかし、すべてのお店に断られました。理由は「その冷蔵庫は承っていない」ということでした。どうしてどこも直してくれないのか?ちょっと不思議でした。

やっとメーカー紹介のお店から電話がかかってきた!

 

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やっとメーカー紹介の修理店から電話がかかってきたのですが、伝えられたのは「その冷蔵庫は安いから買い換えた方がマシ」と言われました。たとえコンプレッサーが保証内でも、交換の作業費を考えたら買い換えた方がマシだったのです。つまり追加で保証などに入っていない場合は作業費がかかってしまう、そしてそれは冷蔵庫よりも高くなる、ということがわかりました。

諦めて新しい冷蔵庫を買う

 

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最終的に諦めて、新しい冷蔵庫を買いました。約400〜500ドル以上の冷蔵庫であればメーカーはきちんとしているので、修理を承ってくれるところも多いということがわかりました。また、送料も無料、無料で設置、古い冷蔵庫も持って帰ってくれます。安い冷蔵庫にはこのようなサービスがありません。200ドル台の冷蔵庫を買った時は追加で100ドルの送料を払い、設置もせずにアパート入口へ放置して帰られました。

このように、安い冷蔵庫は壊れた時に結果的に損をすることが多々あります。最初からまあまあの冷蔵庫を買った方が、いざトラブルに遭遇した時に助かります。また冷蔵庫は急に壊れるので、追加保証に入っておくのがオススメです。冷蔵庫や洗濯機、乾燥機などの大物家電を買わなくてはいけない場合、安いからという理由で商品を選ぶと、後々損をしてしまいますので、気をつけてください!

 

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