アメリカがアイルランドになる日?あっちも、こっちも緑色!セント・パトリックス・デーを祝いながらアイリッシュ文化と触れ合おう!

アイルランド国民の祭日、なぜアメリカで盛り上がる?

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St Patrick’s Dayは、アイルランドにキリスト教を広めた、宣教師である聖パトリックの命日にあたります。簡単に説明すると、3月17日は聖パトリックの偉業と共にアイルランドにまつわる全てのモノを称えるお祭りです。それなら、アメリカでなくアイルランドが本場でしょ?と思われるかもしれませんが、世界で最も盛大にSt Patrick’s Dayを祝うのはアメリカといわれています。なぜなら、アメリカには多くのアイルランド系移民が生活しているからです。確かに伝統や歴史はアイルランドに劣るものの、St Patrick’s Dayの巨大パレードが開催されたのはアメリカが初めて!アメリカと縁の深いお祭りなのです。

シンボル・カラーの緑を身につけ、アイルランドにまつわるグルメや音楽を楽しもう!

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St Patrick’s Dayを象徴しているのが、町中に溢れる鮮やかな緑色です。緑色の起源諸説あるため、とりあえず置いておきましょう(始めは青だったとも)。St Patrick’s Dayでは、身につけるモノ、食べ物にお酒、噴水や川まで緑だらけになります。St Patrick’s Dayを祝うためには、緑色が不可欠なのです。もし、緑のモノを身につけていなければ、ちょっとした罰ゲームが待っているかもしれません。そんなに怖がらないでください、ただつねられるかもしれないだけです。 St Patrick’s Dayのお楽しみは、緑色だけではありません。アイリッシュパブを訪れて、ご馳走やアイリッシュ・ダンスで盛り上がりましょう。ちなみに、St Patrick’s Dayの定番グルメは、コーンビーフ&キャベツです。日本人がイメージする缶入りコーンビーフとは別物、分厚く切り分けられた伝統のアイルランド料理をお試しください。

アメリカのほうが派手?伝統とお遊びが共存するアメリカのSt Patrick’s Day

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アメリカ各地では、賑やかなSt Patrick’s Dayのパレードが開催されます。まず、世界最大のSt Patrick’s Dayパレードと呼び声が高いのがニューヨークです。St Patrick’s Dayパレードの発祥の地ということもあり、街全体がパーティー会場のような盛り上がりをみせます。パレードは6時間続き、200万人以上が参加する盛況ぶりです。 次に、川を緑で染め上げるという、ぶっ飛んだ発想のシカゴ。緑の川とパレードを目当てに、40万人以上が集まります。1961年から始まった緑色のシカゴ川、かなりギョッとすると同時に色々と心配になるかもしれません。ただ、見た目は輝くエメラルド・グリーンですが、使用されているのは環境に配慮した植物性の染料(総量は40~45ポンド/約20キロ)です。安心してSt Patrick’s Dayを楽しんでください。 アメリカでは、アイルランドの人口を超える数の人々(約7倍とも)が、アイルランドにルーツ持つと主張しています。そのため、アイルランドから遥かに離れたアメリカにおいても、盛大にSt Patrick’s Dayを祝うのです。説明だけ聞くとキリスト教のお祭りっぽい感じもしますが、どんな宗教の人でも楽しめる陽気な雰囲気が漂っています。アメリカでアイルランド万歳!緑色の世界に飛び込んでみましょう。