吉山さんのシティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所留学体験記①【アメスマ交換留学】

海外に留学する、と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?楽しそう?大変なことも多そう?実際に行ってきたことのある方のお話を聞いてみないとなかなかイメージしずらいところもあるかもしれません。そこでmAmericaでは、日本人留学生グループ、現役の交換留学生の皆さん、アメリカでSIM・スマホサービスを提供するアメスマさんにご協力いただき、各地から現地事情をお伝えしてもらう企画「アメスマ交換留学」をスタート致しました!

今回は現在、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス、シティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所(Beckman Research Institute of the City of Hope)へ交換留学をしている吉山さんに、なぜ留学を目指したのか、現地でのアメリカの生活について、お話してもらいました。今後、アメリカ留学を目指す皆さん、必見の内容です!

(本記事は、「3か月以上アメリカに滞在される留学生や駐在の奥様必見、業界最安値$39.99で電話SNSし放題の携帯通信サービスを全米で展開するアメスマ」、「アメリカ旅行や出張に最適!5日間から2,480円で利用可能なアメリカのSIMカードを販売するアメシム」、の提供でお届けしています。)

 

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交換留学生基本情報

・名前:吉山大貴(本人は写真の一番右)

・年齢:20歳

・在米歴:2週間(滞在予定期間は約半年)

・在住州・市:カリフォルニア州・ロサンゼルス

・所属大学:山口大学 医学部医学科(現在City of Hopeに留学中)

・留学先:シティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所(Beckman Research Institute of the City of Hope)

・専攻分野:医学

・家族構成:父母姉

・性格:穏やか。マイペース。ちょっと調子乗りやすい方。

・留学経験:初めての留学

・VISAステータス:F-1

・英語力自己評価:まだまだビギナー。英語で言いたい言葉がとっさに出なかったり、友達が何を話しているのかわからなかったりと、ちょっと苦労している。これからゆっくり慣れていきたい。

・趣味:音楽鑑賞、映画、旅行

アメリカ留学をすることになったきっかけ

高校生の時から、日本以外の国がどうなっているのか知りたい、世界中のいろんな人たちと友達になってみたいと漠然と思っていて、大学生になったらどこか留学したいなと考えていました。その頃は、まだアメリカに行こうとは具体的に決めていなくて、こんな自分でも海外に行けるのかなと不安に感じていました。そして、医学部に行きたいという目標もあったため、受験勉強が忙しくて、次第に留学のことについて考える機会はなくなり、忘れていってしまいました。

その後、努力の甲斐もあって無事に山口大学の医学部に入学することができました。大学に入ってからまた留学をしようと本格的に考え始めたのは2年生の頃でした。山口大学では、3年次に海外・国内・学内のいずれかで研究活動、臨床活動ができるプログラムがあり、そこで、せっかくの機会だからアメリカに行って最先端の研究活動をしてみたいと思って留学を決意しました。

日本にいる頃の私は、結構ずぼらで周りに流されやすくて、具体的にこんな医者になりたいという目標をもっていませんでした。確かに、日本で何も考えなくてこのまま医者になるのも楽だけど、一回自分の身を日本以外の場所においていろいろな体験をしてみたい、いろんな視点から日本の医療、医学研究を見てみたいと思いました。また、小さい頃から研究医にも興味があって、アメリカのよりレベルの高い研究所行くことで技術を磨きたいと思ってアメリカに留学することを決意しました。

アメリカへの留学はどのように準備したのか?

最初は、留学先で行きたい国や研究先とコネクションを持っている山口大学内の先生のところへ挨拶することから始まりました。山口大学の先生から、留学先シティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所(Beckman Research Institute of the City of Hope)の教授の研究、メールアドレスについて教えていただき、実際にメールでやりとりして、相手方の論文や私が参加する研究内容について詳しく教えていただきました。また、大学内で留学する基準であるTOEICのスコアをクリアする必要や大学内での審査会に合格する必要もありました。

準備で大変だったのは、やっぱりなんといっても奨学金申請でした。留学しようと言っても、学生なのでやはり留学資金の準備が必要で、私は、トビタテ!留学JAPANさんや業務スーパージャパンドリーム財団さん、山口大学内の留学支援金など申し込めるところはかたっぱしから申し込みました。結果的に、トビタテさんと山口大学内での奨学金を獲得することができました。当時は医学生としての試験勉強、留学準備、部活(管弦をやっていました)、バイトを組み込んで準備していたので、すごいノイローゼみたいになりかけました。だからこそ、今の留学がより充実したものになっていますが、もうあんなに苦労した準備期間には戻りたくないというのが本音です(笑)。

 

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なぜアメリカで、その留学先を選んだのか?

繰り返しになりますが、山口大学では、3年次に自己開発コースという5か月間のプログラムがあって、期間中、海外(留学)・国内・学内のいずれかで研究活動、臨床活動ができるようになっています。そこで、せっかくの機会だからアメリカに行って最先端の研究活動をしてみたいと思った私はロサンゼルスのシティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所(Beckman Research Institute of the City of Hope)を選びました。

留学先にシティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所(Beckman Research Institute of the City of Hope)を選んだ理由として、前に留学していた先輩の資料がちゃんとしていたこと(笑)、私が微生物と免疫学に興味があって、行く先のラボが日和見感染症、ボツリヌス神経毒、アスペルギルスをテーマに研究していたこと、そしてシティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所(Beckman Research Institute of the City of Hope)が基礎実験の成果を効率的に臨床応用、創薬に受け渡すトランスレーショナルリサーチが活発であり、日本ではあまり見られない面白い研究臨床病院総合施設だと思ったからでした。私は、留学期間中、単に研究に集中するだけでなく病院見学をして、アメリカの医療システムも見てみたいと思っています!!

アメリカでの留学先の第一印象を教えてください

ロサンゼルスの街やラボの第一印象はみんなフレンドリーで、いろんな地域から人がやってきていることもあって、互いに理解するために話をよく聞いてくれるなという印象でした。例えば、到着した日は、同じシティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所(Beckman Research Institute of the City of Hope)に留学する山口大学の学生と一緒に行動したんですが、僕が全然英語しゃべれなくて。。(苦笑)。バスに乗ることやSUBWAYで昼飯を食べること、ホテルの予約にもほんとに友達に頼りっきりでした。。。(本当にありがとうございます)それでも、やっぱりロサンゼルスの人たちは優しくて、店員に話しかけると僕の拙い英語でもなんとか理解しようとしてくれていて、それがとても嬉しかったです。

そして、平日はラボのメンター、ボス、インターンシップで他校から来ている学生に挨拶し、安全に研究するためsafety trainingやpatient confidential informationに関する取扱い、intellectual propertyに関する約束を学びました。そのあと、ラボの人たちに、日本のお土産(抹茶のキットカット、カントリーマーム、ぼんち揚げ)や折り鶴をプレゼントしたら、みんな喜んでくれてとても嬉しく感じました。特にぼんち揚げが好評だったので、いまから留学に行こうという人は買っておけば大変喜ばれると思います!!

またロサンゼルスは流行や文化、エンターテイメントの街だなという印象も受けました。休日に、日系人の町のLittle Tokyoや音楽と花火の祭典であるHollywood Bowl、本場のUniversal Studio Hollywood、 Independence Day の花火を楽しみつくしたが、まだまだ、ロサンゼルスには博物館、ショッピングセンター、スポーツ鑑賞など楽しいことがたくさんあるので、時間があるときに見にいこうと思っています。

アメリカへの留学で実現したいこと

アメリカでの留学中に実現したいことの一つとして、まずは楽しいことも、悲しいことも、つまらないことも、学びもたくさん経験を積むということです。これらの経験は、引き出しを増やし、私が将来どんな医者になるか、患者さんがどんな立場で、いま何を考えているのか理解するときにとても役に立つと考えています。

また二つ目は、私の留学先であるシティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所(Beckman Research Institute of the City of Hope)で、研究プロジェクトであるボツリヌス神経毒やアスペルギルスのワクチン候補を探す研究の良いデータをとることです。これらの研究がある1つの形になって、実りのあるポスター発表や修士論文が書ければよいなと考えています。研究は日和見感染症に苦しむ多くの患者さんに還元されることなので、集中して取り組みたいと思います。

そして三つ目は、アメリカ留学期間中トランスレーショナルリサーチに携わっている人たちの仕事を見学して、日本でも研究の結果がすぐに臨床応用、患者さんに結び付くためにはどんなシステムがあったらよいかということを考えて、今後の日本の医療を良くしていきたいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ぼんやりと高校生の時あたりから思い描いていた挑戦する姿を、大学生でのアメリカへの交換留学という形で実現した吉山さん。その陰には、準備期間での苦労や努力があったことが印象的でした。これから約半年間、ロサンゼルスのシティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所(Beckman Research Institute of the City of Hope)で研究活動をする吉山さんですが、その様子は引き続き、このmAmerica(まめりか)で共有していただきます。次回の投稿もお楽しみに!

 

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