林さんのロマリンダ大学留学体験記②【アメスマ交換留学】

ロマリンダ大学で留学する林さん

海外に留学する、と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?楽しそう?大変なことも多そう?実際に行ってきたことのある方のお話を聞いてみないとなかなかイメージしずらいところもあるかもしれません。そこでmAmericaでは、日本人留学生グループ、現役の交換留学生の皆さん、アメリカでSIM・スマホサービスを提供するアメスマさんにご協力いただき、各地から現地事情をお伝えしてもらう企画「アメスマ交換留学」をお届けしております。

今回は現在、アメリカのカリフォルニア州ロマリンダにある、ロマリンダ大学(Loma Linda University, School of Medicine)へ交換留学をしている林さんに、カリフォルニア州立工科大学の様子や研究内容について、お話してもらいました。今後、アメリカ留学を目指す皆さんにとって、必見の内容です!

林さんの留学体験記、第一回目の記事をご覧になっていない方は、「林さんのロマリンダ大学留学体験記①【アメスマ交換留学】」を先にお読みいただくことをオススメ致します。

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ロマリンダ大学基本情報

ロマリンダ大学の様子

・ ロケーション

ロマリンダ(Loma Linda)はスペイン語で「美しい丘」という意味の南カリフォルニアにある小さな町で、ロサンゼルスから東に約100km、車で1時間程の距離に位置しています。町の中心にあるロマリンダ大学は、がんの陽子線治療や小児の心臓移植を世界で初めて行ったことなどで世界的に有名な私立医科大学です。また、最近ではNASAからの資金を得て、宇宙飛行士の眼疾患の研究を行うなど、幅広い分野で最先端の研究を行っています。医学部、歯学部、薬学部、看護学部などの8つの学部と病院が集まる広大なキャンパスを有し、学生数は4,400人以上でその約20%は世界80か国以上からの留学生が占めます。私が把握している範囲では、日本人の留学生や研究者はとても少なく、ロマリンダ大学に数名いる程度のようです。

ロマリンダの町の特徴は、住民の3人に1人はキリスト教の一派であるセブンスデー・アドベンチスト教会の信者です。ロマリンダ大学はこの教会により1905年に設立され、大学職員の多くも信者でキャンパス内には教会があります。健康的な生活を目指して菜食主義をすすめており、お酒とたばこは厳禁です。そのためキャンパス内や隣接するスーパーには肉類や酒たばこは置いてありません。ロマリンダは長寿の町としても有名ですが、その要因の一つとも言われています。ただ、ロマリンダ内の一般のスーパーでは肉類やお酒は普通に手に入ります。学生生活をする上で特に規則はありませんが、土曜日が安息日のため金曜日の午後から大学が休みになるようで、金曜日の夕方になると大学の駐車場から車がほとんど消えています。

 

・気候

ロマリンダ大学キャンパス周辺の様子

年間を通してほとんど雨が降らず夏場は日中40℃を超える日が続くことがあります。ちょっとした見所として大学の通りに大きな温度計があります。初めて見たとき「100°」と表示されていてびっくりしましたが、華氏100度のことで実際は摂氏38度でした。前述の通り華氏104度(摂氏40度)を超えることも多くあり、温度表示を目にすると余計に暑く感じます。

 

・キャンパス

キャンパス内は芝生がきれいに手入れされていて木々も多く、バラやハイビスカスなどいろいろな花が咲いています。お昼時になると日陰のベンチでランチを食べる学生をよく見かけます。図書館はデスクやソファが多く配置されており、飲食できるスペースもあってかなりくつろげる作りになっています。また、キャンパス内には他にテニスコートや体育館、トレーニングジムがあり、学生は無料で利用可能です。驚いたことに、屋外プールには10レーンの競泳用プールとは別に、ウォータースライダー付きのレジャープールもありました。

 

・ 休みの過ごし方

アナハイムエンゼルスを観戦する林さん

学生課では学生や職員向けのディスカウントチケットを購入することができます。メジャーリーグのエンゼルスやドジャース等の試合の観戦チケットや、ユニバーサルスタジオやレゴランド等のテーマパークの入場チケットなど、公式サイトや他の割引クーポンよりも安くなる場合もあり、かなりお得です。これらの球場やテーマパークまでは車で1時間から1時間半ほどで行けるので、平日の夜や週末の外出先には困りません。

 

留学先での授業、研究情報

ロマリンダ大学で留学する林さん

私が所属しているロマリンダ大学のCenter for Neuroscience Researchは、脳出血をはじめクモ膜下出血、 脳虚血 、外傷性脳損傷など中枢性脳損傷を対象とした研究機関で、National Institutes of Health(NIH)やAmerican Heart Association(AHA)などから多額の研究資金を得ており、年間40~50報もの論文が発表されています。John H. Zhang教授は中国系アメリカ人で、研究室には中国からの留学生が多くいます。世界的に有名な研究室で、私以外にもうひとりの日本人の研究者がおり、その他ポーランド、トルコ、ネパール、ポーランド、ロシアなど世界各国からの留学生や研究者がいます。皆、明らかに私よりも英語力が上で、初めは話しかけるのに緊張しましたが、キャンパス全体を通してアットホームな雰囲気で何か困ったことがあると誰かが助けてくれます。また、多くの学生、研究者のデスクが集まる部屋には大きな水槽があり、ちょっと疲れた時にきれいな魚やサンゴを眺めると癒されます。

私は動物を扱う研究を行うため、初めにAnimal Care and Use Trainingを受けることが必須でした。①予防接種や健康状態のチェック、②対面の講義と実技指導、③ビデオ学習、④Citi Programというオンライン上の講習、⑤マニュアルの精読をすべて完了する必要があります。講義や実技指導は各指導教官のスケジュールに合わせて不定期に行われるため、すべて終えるのに1ヵ月前後かかります。講義で苦労したのは、当日になって突然休講が伝えられ、代わりの講義のセッティングを自分で教授とコンタクトするよう言われたことでした。また、1~5人ほどの少人数制で質問形式の講義が多く、いつ質問がくるかビクビクしながら英語を聞き取ろうと必死に講義を受けていたので、毎回非常に疲れました。また、Citi Programはオンライン上で研究や動物に実験に関する解説を読んで、項目ごとに選択式の小テストを受けていくのですが、合格点が80%以上で解き直しができないので、かなり緊張しながら問題を解いていきました。私の場合は留学期間が3ヶ月と短いのですが、幸いスムーズにトレーニングを終えることができました。

私は脳出血に関する研究を行っていますが、自分の研究を始めるにあたりOpening Projectといって研究室全員の前で公開発表をする機会があります。英語でプレゼンをした経験はほとんどないため、スライド作りから苦労しました。脳出血グループのリーダーからは、なぜその研究がしたいのかを明確にすることと、過去に同様の研究が行われていないかしっかりと文献検索することを強調されました。特に文献検索では複数の検索ワードの組み合わせを試し、それぞれ何件ヒットしてどのような内容か項目ごとに細かく一覧にして呈示するよう求められました。事前に脳出血グーループのメンバーの前で発表を行い、英語の表現がおかしいところや説明が分かりにくいところをたくさん指摘してもらい、本番に臨みました。教授からは、大きな声で発表すれば大丈夫だよと言われ、とりあえず元気よく発表しました。拙い英語で質問にもうまく答えることができませんでしたが、公開発表を終えてようやく研究室の一員になれたような気がします。

まとめ

カリフォルニア西海岸の夕暮れ

いかがでしたでしょうか?脳出血に関する専門的な内容でチャレンジングなアメリカ留学生活を過ごす林さんですが、アメリカ特有のプレゼンやコミュニケーションの壁に苦労しながらも、乗り越えている力強さが印象的でした。カリフォルニア州ロマリンダのロマリンダ大学(Loma Linda University)で研究活動をする林さんですが、その様子は引き続き、このmAmerica(まめりか)で共有していただきます。次回の投稿もお楽しみに!

 

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