山崎さんのサンディエゴ州立大学留学体験記②【アメスマ交換留学】

サンディエゴ州立大学に留学する山崎さん 海外に留学する、と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?楽しそう?大変なことも多そう?実際に行ってきたことのある方のお話を聞いてみないとなかなかイメージしずらいところもあるかもしれません。そこでmAmericaでは、日本人留学生グループ、現役の交換留学生の皆さん、アメリカでSIM・スマホサービスを提供するアメスマさんにご協力いただき、各地から現地事情をお伝えしてもらう企画「アメスマ交換留学」をスタート致しました!

今回は現在、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴにある、サンディエゴ州立大学(San Diego State University)へ交換留学をしている山崎さんに、サンディエゴ州立大学(San Diego State University)での様子や研究内容について、お話してもらいました。今後、アメリカ留学を目指す皆さん、必見の内容です!

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アメリカの留学先大学情報

サンディエゴ州立大学の様子

ロケーション

私の留学先のサンディエゴ州立大学(San Diego State University)は、カリフォルニア州サンディエゴのダウンタウンから車で20分ほどの位置にある大学です。大学内にはバス乗り場に加えてトロリー乗り場もあることからアクセスはとてもよく、大学から直接様々なところに行くことができます。学生の中には、ダウンタウンに住んで、トロリーで通学している学生もいます。


キャンパスの雰囲気、施設情報

サンディエゴ州立大学は1897年創立の西部有数の歴史ある大規模州立大学で、キャンパスはとても広く、南国の雰囲気が漂うエキゾチックなキャンパスです。メキシコとの国境に近いことから、学生の人種構成が多様な大学であるといわれており、実際キャンパスを歩く人の人種は多種多様で日本の大学とはまったく異なることを実感させられます。

また、サンディエゴ州立大学はスポーツが盛んな大学で、特に男子バスケットボールは強く、昨年のNBAの優勝チームトロントラプターズのファイナルMVP受賞者であるカワイ・レナードが在籍していたことでも知られています。

大学の施設は非常に充実しており、学生生活が快適に過ごせるようになっています。例えば、大学の図書館は二つの建物が地下で結びついており、とても広く、一方には24時間年中無休の勉強スペースがあります。学内には他にもかなりの数の勉強スペースがあり、常に勉強に集中できるようになっています。

食堂やカフェに関しても、豊富な種類のお店が学内にあり、例えばSUBWAYやPANDA EXPRESS、CHIPOTLEなどのファストフードチェーンの他にもアフリカンレストランやメキシコ料理屋さんがキャンパスのすぐ隣にあり、食事で困ることはまったくありません。また、毎週木曜日にはキャンパスの中の広場でファーマーズマーケットが催され、各国の料理ができたてのまま食べることができます。

ジムやスポーツ施設については、キャンパス内にジムが二つあり、一つはマシンのみのジムですが、もう一つの方はかなり巨大で、マシンとフリーウェイトに加え、施設内にバスケットボールコートが4面、多目的ルームがあるほか、ボルダリングもできます。


大学が得意な研究分野

サンディエゴ州立大学には84の学科がありますが、その中で特に有名な学科としては、リハビリテーションカウンセリング、生物学、国際経営学、スポーツマネージメント、化学、工学、英文学、起業経営学、財政学、美術&デザイン、ジュエリー&メタルデザイン、ホスピタリティ&観光学、数学、心理学、公衆衛生学、言語聴覚病理学、社会学、社会福祉学など多岐にわたり、これらのほとんどが、America’s Best Colleges誌など主要ランキングで、全米トップ10にランクしています。


外国人留学生や日本人の数

データ上では留学生の学生全体を占める割合は7%ほどとそれほど多くはないですが、感覚的には留学生はたくさんいるように感じています。学部や授業によって留学生が受講できるものに制限があることから、私の履修している授業が比較的留学生が多いからかもしれません。中でも、全留学生の中で日本人が占める割合は高いほうだと感じています。キャンパスを歩いていたら頻繁に日本人を見かけます。


その他、留学先大学に関する情報

私は大学に通い始めるまで知らなかったのですが、サンディエゴ州立大学は全米の中でも有名なパーティースクールだということで、通称パリピが多い大学なようです。私の周りにはそこまでパーティー好きな人はいませんが、大学が始まった最初の2週間は毎週末に大学内でパーティーやイベントが開催され、かなり盛り上がっていたようです。

留学先での授業、研究情報

サンディエゴ州立大学の様子

私が現在履修している授業は4つあり、留学生向けの英語のライティングの授業が1つ、私がサンディエゴ州立大学で専攻しているホスピタリティ&観光学の授業が2つ、残りの1つは日本語クラスのアシスタントであり、合計4科目13単位を登録しています。

ライティングの授業は「English Composition for International Student」という1回50分の授業が週に3回あり、主に講義形式でテキストを読んで授業で解説を受けたあと、テキストで扱ったテーマに関するレポートを書くという内容の授業です。授業内ではたびたびディスカッションがあり、留学生向けの授業で受講者は15人程度と少人数ではありますが、他の学生はみな自分よりもスピーキング力があるため、常に集中していないとついていけなくなってしまいます。この授業は毎回課題が課され、また週3で授業があることから、一週間の勉強時間の中でもこの授業のために費やす時間が一番長いです。

ホスピタリティ系の授業2つに関しては、1つが「Introduction to Hospitality and Tourism Management」(以下IHTM)、もう1つが「Recreation Programming and Leadership」(以下RPL)という授業です。どちらも下級生向けの授業ではありますが、上級生もよく受講しているようです。

IHTMは私が専攻している学部の一番基礎の必修科目で、受講者数は約150人と私が履修している授業の中で一番規模が大きく、留学生も多くこの授業を取っています。授業は1回75分で週に2回行われ、基本的に講義形式ですが、ほぼ毎回授業内で軽いグループワークやディスカッションがあります。他にも、あらかじめ決められた5〜7人のグループでサンディエゴの観光をテーマにしたミュージックビデオを作成する課題があり、つい先日からその課題の制作に向けてグループが動き始めたのですが、ネイティブの英語にまったくついていけずに疎外感を感じ、かなりメンタルをえぐられていますが、なんとかついていきたいです。

RPLは1回160分で週2回ある授業です。1回の授業が3時間弱と非常に長いですが、その時間まるまる授業を行うのはまれで基本的に2時間くらいで終わるので、長時間授業に集中し続けないといけないプレッシャーから解放されて助かっています。この授業は週2回のうち1回が教室でリーダーシップについてのテキストを読んだり授業内でディスカッションをしたりして、もう1回がグループごとに学校外にあるサンディエゴの市民交流課の部署を訪れ、彼らと協働でイベントを企画して実際に実行するという内容です。

受講者は15人ほどですが、私ともう一人日本人の子がいる以外は全員アメリカ人なのでIHTM同様精神的にやられることが多いです。特にグループワークではアメリカ人の女の子2人とグループを組んでいるのですが、会話になかなか入っていけずにつらい思いをしていましたが、最近になってようやく慣れてきました。この授業では300ページを超える本格的なテキストを予習として読んでおかなければならず、毎週長い時間をかけて予習をしていますが、だんだんと文章の読み方がわかってきて、英語を読むスピードが上がってきている感じがして成長を感じています。

最後に、日本語のクラスのアシスタントは、サンディエゴ州立大学には日本の大学から交換留学に来た学生が、現地の学生に開講されている日本語の授業のアシスタントをすることで単位をもらえるという仕組みがあり、それを利用しています。成績は出ず、また、授業が1回約1時間月曜日から木曜日まで週4日もあり拘束時間は非常に長いですが、アメリカに来て最初の1学期は専門科目の授業を中心に取って課題に追われることよりもまずはアメリカでの学生生活と英語に慣れることに専念したほうがよいというアドバイスをうけ、アシスタントをすることにしました。

アシスタントと一概にいっても、やることはクラスやその授業を担当する先生によって変わるのですが、私は中級者向けのクラスを担当しており、主に宿題の提出状況の確認やテスト監督、会話練習の補助などをしています。ほとんどの生徒は日本がまったく話せないので、基本的に質問などは英語でされるのですが、日本語の文法や表現を英語で説明するのは難しく、その点は苦労していますが、外国人が日本語を学ぶ様子を生で見ることがとても新鮮で楽しいです。また、この授業を通して日本に興味のある学生と友達になることができたので、アシスタントを引き受けてよかったと思っています。

まとめ

サンディエゴ州立大学に留学する山崎さん

いかがでしたでしょうか?気候も良く生活しやすいサンディエゴ州立大学(San Diego State University)に通う山崎さんですが、観光ビジネスを学ぶにはサンディエゴはぴったりな環境だと言えます。日本とアメリカの生活スタイルの違い、語学力のハンデを乗り越えながら、自分のなりたい姿に向かって突き進んでいっていただくことを願っております。アメリカのサンディエゴ州立大学(San Diego State University)で交換留学をしている山崎さんですが、その様子は引き続き、このmAmerica(まめりか)で共有していただきます。次回の投稿もお楽しみに!


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