私のアメリカ留学における冬休みの過ごし方をご紹介します！１【アメスマ交換留学】
海外に留学する、と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか？楽しそう？大変なことも多そう？実際に行ってきたことのある方のお話を聞いてみないとなかなかイメージしずらいところもあるかもしれません。そこでmAmericaでは、日本人留学生グループ、現役の交換留学生の皆さん、アメリカでSIM・スマホサービスを提供するアメスマさんにご協力いただき、各地から現地事情をお伝えしてもらう企画「アメスマ交換留学」をスタート致しました！
今回は現在、アメリカのジョージア州ダロネガにあるノースジョージア大学（the University of North Georgia）へ交換留学をしている伊藤さんに、年末の冬休みの過ごし方について、お話いただきました！アメリカの長期休みは現地学生は帰省などで閑散としますので、留学生である日本人は事前にプランしておきたいところですね！早速見ていきましょう！
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冬休みの期間と計画決め
私の場合は、まずアメリカに行くことで頭がいっぱいで、冬休みのことなんて出国前は少しも眼中にありませんでした。こちらに来て初めの週のオリエンテーションで冬休みが一か月近くあることとその過ごし方についてこちらのコーディネーターの方にほのめかされてとても焦りました。全く何も決めていなかったので、同じ留学生の友達にどうするのか聞いたり現地の友達で過去の留学生を知っている子にその人がどんな過ごし方をしていたか聞いてみたり、同じようにほかの場所に留学している仲の良い友達がいたのでどうやって過ごすつもりか聞いたりしてみました。当時あった選択肢をまとめると、
１． アメリカのほかの都市へ語学留学に行く（自分の語学力の強化になるだろうと思ったことと、他の留学経験者の子が実際にやっていたので検討しました。しかし、冬休みのため途中休みになってしまうところが多く断念しました。）
２． 大学に残って冬休みを過ごす（これは選択肢としてはありましたが、自分がアウトドアな人間なのでほぼ選択肢にないも同然でした。大学が田舎にあり一人で出来るアクティビティが限られるのに一人で過ごす時間が多くなり暇することが目に見えること、自分の仲のいい友達がキャンパス外へ行ってしまうことから断念しました。）
３． アメリカに住んでいる友達のところにお世話になる（せっかくアメリカにいるならアメリカらしいクリスマスの経験をしてほしい、といってくれる友達が幸いにも複数人いて、オファーしてくれたのですが、一か月近く一緒に過ごすとなると、色々な面でたくさん迷惑をおかけする上に、自分の気が休まらないと考え断念しました。）
４． 帰国（自分自身が長い間ホームシックだったこともあり、両親が心配して帰国を勧めてくれていたため、選択肢にありました。しかも自分自身がお正月は家族で過ごしたいなと思う人間だったのでなおさら帰りたい願望がありました。しかし、せっかく留学に来ていてクリスマスとお正月を海外で過ごす機会を見過ごすわけにはいかないと思い断念しました。）
５． ヨーロッパ旅行（高校時代の親友との約束で、大学卒業時にパリディズニーに行こうと約束していました。ずいぶん前倒しになりましたが、日本から向かうよりも安い航空券が手に入ること、こんなに長い休みはこれから作るのが難しくなるだろう、と思いこれに決めました。）
以上のことから、冬休みはヨーロッパ旅行に使うことに決めました。それに加えて、日本から私に会いに来たい、といってくれていた友達がいたので、その子とロサンゼルスに旅行に行くことに決めました。
実際の冬休みをどう過ごしたか教えてください！
アメリカの冬休みは日本の冬休みとは違って一か月近くありました。そのため、私は違う友達と大きな旅行を二つ入れることにしました。大まかな日程はこちらです。
12/12 学校終了
12/13～12/17 ロサンゼルス
12/18～12/22 ミュンヘン（ドイツ）
12/23～12/25 ケルン（ドイツ）
12/26～12/28 ストラスブール（フランス）
12/29 ランス（フランス）
12/30～1/1 パリ（フランス）
1/2～1/6 ロンドン（イギリス）
1/8 アメリカへ帰国
まずは、ロサンゼルス旅行から。これは、日本から私に会いに来たい、といってくれている子がいたので、その子と行きました。その子も私もディズニーがすごく好きなので、カリフォルニア州のアナハイムにあるディズニーランドに行くのが夢でした。その夢をかなえるべく、二人でそこを訪れました。私たち二人にとっては憧れの土地だったので、本当に夢のようで幸せな時間でした。また、学校生活じゃない英語を使ったり聞いたりするのはちょっと久々だったので、わくわくしましたし、とても楽しかったです。
次は、私のヨーロッパ旅行について。私はフランスに留学していた友人がいたので、そのこと一緒にヨーロッパ周遊旅行をしました。二週間半という限られた時間でしたが、私は、今回が初めてのヨーロッパだったので、とても楽しむことができました。見るものすべてが新しくて、まるでおとぎの世界にいるような素敵な日々でした。色々な場所にステイしたかったので、私たちはAirBnBやBlaBlaCar やFlixBusを駆使してコストを抑えたり、移動時間を夜にして夜行バスを使って移動することでたくさんの都市を回ることができて、とても有意義な二週間でした。
一方、近年ヨーロッパではスリやテロなどが増え、治安や情勢が不安定なこと、女二人旅だったこともあり、危なそうな場所には近づかない、夜間は出歩かないなど、危機管理には細心の注意を払って生活しました。しかし、これだけの注意を払っていても危険はつきものでした。一番思い出に残っている危なかった思い出は、パリで大晦日を過ごしていた時のことです。
凱旋門のカウントダウンに行くべく、パリのステイ先からバスに乗って街中へ向かいました。このバスはパリの治安のいい地域から治安の悪い地域に向かうバスで、さらに、12月中はパリの公共交通機関はストライキを起こしており、しっかり機能していませんでした。そのため、バスの乗車率がとても高く途中の駅からはとても人が乗れる状況ではありませんでした。一つのバス停に停まったとき、ストライキに反対している集団が乗車しようと暴動を起こして車内で暴動が起こりました。
この日以外は夜出歩いていなかったので、運が悪かったとも言えますが、それでも大晦日の日でも怖い想いをしてしまうこともあるんだなと思い、改めて日本の平和さと海外に滞在していることを思い知り、より一層気を引き締めて生活していこうと思うきっかけにもなりました。
私の冬休みの面白かったところは、全ての日程を日本人の友達と過ごしたので、半年間の英語漬けの生活によって忘れかけていた日本語を、一か月の日本語付の生活によって取り戻せたことです。言語は使わないと忘れるようで、冬休みのはじめは、自分の母語なのに思ったことがすぐに出てこなくてそれがちょっとしたストレスでしたが、冬休み後はしっかり取り戻せて精神的に安心しました。
こうしておけば良かった！などこれからアメリカで長期休みを迎える方にアドバイスをお願いします！
何をするにしても、早く決めるに越したことはないと思います。旅行や帰省をするのであれば、飛行機は待てば待つほど値段が上がるばかりですし、早く決めていたほうが、冬休みが近づいてきた際に何をしようかと悩んだり焦ったりしなくて済みますし、個人的には冬休みの予定を楽しみに勉強を頑張れるのでおすすめです。笑
過ごし方に困ったらいろんな人に話してどうするのが自分にとって一番いいかアドバイスを聞くのも一つの手だと思います。寮に残るにしても、一緒に残る仲間がいた方が心強いと思いますし、アメリカらしいクリスマスが過ごしたくてもホームステイをしていないから難しいかしら、と思っていてもアメリカで出来た友達がそれを叶えてくれるかもしれませんし、アメリカでの暮らしが好きでもホームシックがひどいようなら帰国するのもまた一つの手かもしれないし、自分のしたいことが決まっていない人こそ色々な人と話して冬休みの方向性を決めるべきだと思います。
また、留学中の冬休みの過ごし方で一番悩むのは金銭面だと思います。私の費用は自分の今まで貯めてきたバイト代が主で、残りは両親から前借して何とか捻出しました。もし、留学中に私みたいにたくさん旅行に行きたいと考えているなら、ぜひとも留学前にたくさんバイトしてその分のお金を貯めておくのが良いと思います。
まとめ
いかがでしたか？留学当初は大学の長期休みに何をするのか、あまり考えずにいる方が多いと思いますが、せっかくの長期休みなので時間を有効活用し、充実した時間を過ごしたいところですよね。皆さんも、事前に冬休みなどのまとまった休みにどうしたいかを事前に計画されることを強くお勧めします！