中井さんのミシガン大学アナーバー校留学体験記①【アメスマ交換留学】

アメリカ交換留学をする中井さん 海外に留学する、と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?楽しそう?大変なことも多そう?実際に行ってきたことのある方のお話を聞いてみないとなかなかイメージしずらいところもあるかもしれません。そこでmAmericaでは、日本人留学生グループ、現役の交換留学生の皆さん、アメリカでSIM・スマホサービスを提供するアメスマさんにご協力いただき、各地から現地事情をお伝えしてもらう企画「アメスマ交換留学」をスタート致しました!

今回は現在、アメリカのミシガン州アナーバーにある、ミシガン大学アナーバー校(the University of Michigan, Ann Arbor)へ交換留学をしている中井さんに、なぜ留学を目指したのか、現地でのアメリカの生活について、お話してもらいました。今後、アメリカ留学を目指す皆さん、必見の内容です!

(本記事は、「3か月以上アメリカに滞在される留学生や駐在の奥様必見、業界最安値$39.99で電話SNSし放題の携帯通信サービスを全米で展開するアメスマ」、「アメリカ旅行や出張に最適!5日間から2,480円で利用可能なアメリカのSIMカードを販売するアメシム」、の提供でお届けしています。)

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交換留学生基本情報

アメリカに交換留学をする中井さん

・名前:中井綾子

・年齢:26歳

・在米歴:5か月間

・在住州・市:ミシガン州・アナーバー

・所属大学:山口大学

・留学先:ミシガン大学アナーバー校(the University of Michigan, Ann Arbor)

・専攻分野:医学部

・家族構成:父、母、姉

・性格:ネガティブ・受動的

・留学経験:なし

・VISAステータス:J-1

・英語力自己評価:まったくなし

・趣味:散歩、甘いものを食べる

アメリカ留学をすることになったきっかけ

アメリカの交換留学を考える時間

山口大学医学部には、3年次に「自己開発コース」という単位があります。このコースは、どこかの研究室で約半年研究を行い、その成果を学内発表するというもので、場所は学内・学外(国内・国外留学)様々な選択ができます。私が今回アメリカに留学することになったきっかけは、このプログラムを用いてアメリカを選択したことでした。

とはいうものの、実は自分がアメリカに留学するとは夢にも思っていませんでした。私は何事にもチャレンジする性格とは程遠い消極的な性格です。心の中では、国内よりも進んだ海外の研究に触れたいという思いを抱いておりながら、初めての留学になること、勇気が出ないこと、やっていけそうにないこと、など様々な想いや葛藤が自分の中で常に渦巻き、誰にも相談できませんでした。そのため、最初は留学せずに、国内での研究を考えていました。

しかし、研究室の先生や、同級生が私の心の内を気にかけてくれ、彼らにありのままの本音と不安を相談することができました。さらに彼らは力強く背中を押してくれ、海外留学行くべきかどうか悩んでいた私を励ましてくれました。この暖かい後押しと、自分を少しでも変えられるかもしれないという少しの勇気が、今回のアメリカ留学を選択することができた大きな理由です。

アメリカへの留学はどのように準備したのか?

アメリカ交換留学の準備をする女性

過去に同様に留学に行った先輩に教えてもらいながら、準備をしていきました。まず、山口大学内での審査があるので、企画書やお世話になる研究室の教授から頂いた内諾書、自身初のTOEICで一定の基準を満たしたスコアを審査会に提出、許可をもらいました。

次に、実際にアメリカに留学へ行く準備として、VISA申請を行いました。留学先であるミシガン大学アナーバー校(the University of Michigan, Ann Arbor)から送られた書式に必要事項を記入・必要書類とともに提出。それを基にアメリカから郵送で送られてくる書類を待ち、届いた後に日本のアメリカ大使館にVISA申請を行います。アメリカからの郵送が1か月くらいかかるので、意外と時間がかかりました。学校の授業や面接日との兼ね合いで、VISA取得までは3か月程かかったように思います。今後留学に行かれる方はなるべく早く書類集めとVISA申請を行うことをお勧めします。

アメリカでの家は留学先であるミシガン大学アナーバー校(the University of Michigan, Ann Arbor)の方が用意してくださりました。また、保険に関して、健康保険はミシガン大学で必須の保険に加入し、それ以外の保険については山口大学から案内のある保険に入りました。英語に関してですが、実は何も用意せず留学したので、最低レベルです。今、苦戦しっぱなしでとても大変です。

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なぜアメリカで、その留学先を選んだのか?

ミシガン大学のリス

まず、山口大学で所属する研究室の教授と、アメリカでお世話になるミシガン大学アナーバー校(the University of Michigan, Ann Arbor)の教授が親しい間柄で、この受け入れに関して数年続いているという背景があります。私がこのような機会に恵まれたのは、所属研究室の教授の友好関係の広さあってこそのものだと感じており、とても感謝しています。

私が山口大学で所属する研究室は神経解剖学を扱っており、神経変性疾患に対して様々な実験手法を用いたアプローチを行っています。研究自体は臨床というよりは基礎研究よりで、私は基礎研究が好きな人間なので、毎日楽しく実験していました。

そんなとき、今回のミシガン大学アナーバー校(the University of Michigan, Ann Arbor)への留学のお話を伺いました。留学先となる研究室の候補は2つあり、それぞれの内容を伺うと、どちらのテーマもとても魅力的で、一つに限定してしまうにはとても勿体ない内容でした。どちらを選択しても確実に有意義な研究が行えると確信していましたが、今回お世話になる研究室のテーマがより基礎研究に近く、自分の中でもほんの少しだけですが興味の惹かれ具合が勝りました。

さらに、本場アメリカの最新の研究をこの目で見られることに加えて、ミシガン大学の優秀な仲間たちと一緒に研究ができること。このような夢のある話は今後めったに出会えない、とても貴重な経験であり、是非とも経験したいと思い、上記の後押しも相まって、お話を進めて頂くようにお願いしました。

アメリカでの留学先の第一印象を教えてください

ミシガン大学近くで買えるアイスクリーム

まず思ったのは、道路が左右逆や!という単純な感想でした。(笑)ミシガン大学の研究室にはバスを使っていくのですが、左ハンドルで右側通行なので、最初はよく逆方向のバスストップに行きかけて慌てました。約1か月経ちますが、まだ運転には慣れていないです。

お金というカテゴリではキャッシュレス社会をとても身近に感じました。こちらにきて現金を使ったのは最初に研究室にいく際に使った1ドル50セントのみ。あとはどこもクレジットカードを切っています。小さなベーカリーでさえもクレジットカードが使えるので、現金はほぼ持ち歩きません。クレジットカードも、日本のカードが利用できるので(海外手数料はかかると思うけど)、バシバシ使っています。VISAやMASTERCARDなどであれば大抵の店で使えると思います。

食事のカテゴリでは、地元のローカルフードはとりあえず量が多い。(笑)他国の料理屋さんはそんなに感じませんが、ハンバーガーとかはすごい量です。もちろん食べきれないのですが、持ち帰りができるので、店員さんにお願いしてBOXをもらったりしています。持ち帰りは当然のように行われているとミシガン大学のラボの人が教えてくださいました。食べ物だけでなく、飲み物もビッグサイズです。スーパーで牛乳が1ガロン(3.8Lくらい)で普通に売っています。

アメリカへの留学で実現したいこと

ミシガン大学の夕日

なんのために苦労してまでアメリカへ留学に行くのか。それを考えたとき、答えは明白でした。私は研究するためにアメリカに行く。そこで何か一つでも結果を出し、この留学受け入れ先であるミシガン大学アナーバー校(the University of Michigan, Ann Arbor)の研究室にプラスになるものを残すということが大きな目標です。自分ができることや、させていただくことは本当に微力ですが、何か爪痕を残せたらと思っています。同時に、自身の研究スキルもさらに研磨、向上し、派遣元である山口大学の研究室でも正確で信頼性のある結果を出すことで、恩返しすることも一つの目標です。

また、その他の目標として、自分の英語力を少しでも向上することが挙げられます。上述のように、お世辞でもなんでもなく、私は英語が全くできません。日常会話もままならないので、5か月の間にせめて最底辺の英語レベルから抜け出したいとは思っています。そのためには人と話すことが一番だといろんな人から伺っているので、頑張って話していこうと思います。 これは同時に、私の内面的な部分も変われるチャンスだと思っています。そもそもあまり積極的ではない上、話すのが得意ではないので、がむしゃらにでも人と関わり、いい意味でアメリカナイズされたいです。

まとめ

アメリカの街並み

いかがでしたでしょうか?ご自身が所属する大学の自己開発コースを活用して留学の道を選んだ中井さんですが、周りの方の後押しもあり、チャレンジングなアメリカ留学の決意をされたようでした。日本とアメリカの生活スタイルの違い、語学力のハンデを乗り越えながら、自分の夢に向かって突き進んでいっていただくことを願っております。アメリカのミシガン大学アナーバー校(the University of Michigan, Ann Arbor) で研究活動をする中井さんですが、その様子は引き続き、このmAmerica(まめりか)で共有していただきます。次回の投稿もお楽しみに!

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