アメリカ留学の住宅事情(ロサンゼルス編)【アメスマ交換留学】

今回は現在、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス、シティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所(Beckman Research Institute of the City of Hope)へ交換留学をしている吉山さんに、シティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所に留学中の住居に関して、色々とお話してもらいました。今後、アメリカ留学を目指す皆さんにとって、必見の内容です!
吉山さんの留学体験記、第一回目の記事をご覧になっていない方は、「吉山さんのシティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所留学体験記①【アメスマ交換留学】」を先にお読みいただくことをオススメ致します。
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留学中の住居、どうやって決めましたか?

最初はホームステイのウェブサイトを見て決めようと思ったんですが、斡旋業者が1カ月10〜15万円くらいで紹介してきて結構高いなと感じました。さらに調べるとその取り分はほとんど業者に分配されるので、ホストには十分にお金がもらえてない場合があると聞きました。ホストの取り分が少ないので、ホストが自分は良い食事を食べていながらもゲストには粗末な食事や部屋を与えてくることもあるらしいです。基本的に斡旋業者に紹介されていくホストがいいホストかどうかは運にかかっているので、僕はあまり日本語や英語のホームステイのサイトは信用しませんでした。
僕にとって一番良かったのはエアビーエヌビー(Airbnb)というアプリです。先輩に紹介してもらって初めて知り、日本でも簡単に宿泊先の予約ができました。エアビーエヌビー(Airbnb)は簡単に言うと民泊先を紹介してくれるアプリです。個人が自分の家の余っている部屋やベッドを提供して旅行者からアプリを介してクレジットカードでお金を支払ってもらうシステムです。登録無料のアプリなので誰でもエアビーエヌビー(Airbnb)を使ったら料金や場所、宿泊設備などのフィルターをかけて自分の好きな民泊先を選べます。僕は最初の2週間はエアビーエヌビー(Airbnb)で泊まって、その間にラボのいろいろな人に部屋を紹介してくれる人がいないか聞きました。
今は他の方から紹介してもらった中国系のホストマザーのおうちに住んでいます。他にもロサンゼルスだったら、craigslistやビビナビでルームシェアできる物件を探せるみたいです。住む場所の治安がよいかどうかは実際行ってみないとわからないので、最初はエアビーエヌビー(Airbnb)で評価が良いところに住んで、こっちに来てから知ってる人に頼んで部屋を紹介してもらう方法をお勧めします。他にも大学がホームステイ先を斡旋してくれている場合があるので大学の名前とホームステイで検索をかけるのもいいかもしれません。

今はどのようなところに住んでますか?

今はモンロビア市内にある中国系のホストマザーのところに住んでいて月900ドル払って個人部屋を貸してもらっています。共同バスルームとトイレ、WiFi付き、キッチン使用可で少し高いけど広くていい感じのところです。キングベッドで部屋が広いので家賃が少々高い値段になってますが、もう少し小さい部屋は700ドル、600ドルくらいで借りられます。
ロサンゼルスは家の物価が高いのでプライベートの1人部屋でバスルーム、キッチン、トイレ付にするとかなり値段が高くなると思います。気に入っている点はプライベートな空間が保たれている点、中国語を少し覚えられる点、トイレがあまり混みあわないです。気に入ってない点は家では今ハウスメイトが少ないのであまり英語を話す機会がないということです。
少し掘り下げて今やってることを説明しますと、細胞培養や HPLCを用いたタンパク質精製、質量分析器の解析方法を学んでいます。私にとっては実際の研究経験が日本で乏しかったことと、英語で学ぶので一発でわからないこと、理解できないことが多くて毎日大変です。しかし、アメリカの研究員たちはわからないことをしっかり教えてくださるのでとても親切だと思います。まだ基本的な手技が身についてないので研究データや成果のほうは思うように出ていませんが、これからも頑張っていきたいと考えています。
住環境はどうですか?

住んでいるところは落ち着いた住宅街の中なので、浮浪者が少なく夜中出歩いても安全です。いまのところは近くで事件があったという話は聞いたことがないです。そして近くにモンロビアオールドタウンがあるのでレストラン、アイスクリームショップ、バー、映画館、図書館、スーパー、ジムが徒歩5分圏内にすべてあります。
毎週金曜日はオールドタウンでファーマーズマーケットが開かれます。ファーマーズマーケットでは屋台が並んでいていろいろなものが売ってあるので気楽にショッピングと雰囲気を楽しめます。屋台の中にはラクダやロバの乗馬体験もあり驚きでした。毎週火曜は映画が半額で安いですし、モンロビアオールドタウンまではリフト(Lyft、ライドシェアアプリ)で50セントで行けるのでとてもリーズナブルだと思います。
留学前の自分にアドバイスをどうぞ!

友達を作るアドバイスに関してですが、アメリカの大学って「勉強をしに来る場所」って目的が決まっちゃっているので、クラスメートから友達になるっていうのはかなり難しいと思います。そして大概日本人は日本人同士で固まって一つのグループになってしまうので、本当にアメリカの友達を作りたいなら日本人とは極力話さないといったくらいの覚悟が必要だと思います。
僕の留学先は大学ではなくて病院なので同じ年代の人が少なくて、夏休みの間にインターンシップに来た同世代の人たちは夏休み後にみんな元の大学に帰って行きました。ですから友達を作ろうと思ったら同じ趣味を持った人たちのグループに参加して作るっていうのが一番いい気がします!
あとは、交通のことに関してですが、City of Hopeに通うならモンロビア市内の家を借りたほうがリフト(Lyft)のプロモーションコードが使えて、家から50セントで駅、オールドタウン、病院に行けてとても移動に便利です。週末は家からリフト(Lyft)を使って駅まで行ってそこからダウンタウンまで出かけて行ってます。
また、買い物は基本的にクレジットカードとデビットカードでなんとかできるので、現金は少ししか持ち歩かなくて大丈夫です。でも家賃は現金で払う場合が多いので、ドルに現金化できる手段は持ってた方がいいと思います。僕は現金化するのにソニーバンクウォレットというデビットカードを使いました。
最後に去年の自分への全体的なアドバイスとして、留学する前は実際に留学した先輩や知人をもっと頼ってもよかったのかなと思いました。やっぱり日本にいる間はアメリカのことなんて全然想像できなかったし、英語の環境の中で暮らせるのか不安でしたが、こっちに来たら案外気楽に生活できることが分かりました。実際に海外に行ったことのある方に相談することで不安が取り除けたり、具体的な生活をイメージできたりするのでためらわずにいろいろな人に相談するのが良いと思います。
まとめ

いかがでしたでしょうか?専門的な内容でチャレンジングなアメリカ留学生活を過ごす吉山さんですが、自分のスタイルを見つけながら上手く留学生活を充実させたものにしているのが良くわかりましたね。ロサンゼルスのシティ・オブ・ホープ・ベックマン研究所(Beckman Research Institute of the City of Hope)で研究活動をする吉山さんですが、その様子は引き続き、このmAmerica(まめりか)で共有していただきます。次回の投稿もお楽しみに!
