テキサス州フリスコで旦那様と駐在するAさんの駐在体験記【Youは何をしにアメリカへ?】

九州生まれ、九州育ちで日本からあまり出たことの無かったAさんは、将来海外生活をすることになるとは思っていませんでした。英語も得意とは言えない状態で、それでも毎日を楽しく前向きに過ごしている秘訣は何でしょうか?最近全米で住みやすい都市に10位中4都市も選ばれている、今アメリカ中で最も熱い地域と言われているテキサスの現状も聞いてきましたので、併せてお楽しみください。

 

 

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アメリカに来ることになったきっかけを教えてください

 

A post shared by Mahidevran (@mary_kanza) on

夫の仕事で、1年間海外研修の話が出たのがきっかけです。既にその時私は結婚していたので、ひとりでアメリカに住むわけでは無いと理解しつつも不安でした。私自身英語は大学を出てから勉強していないし、海外留学をしようと思った事も無く、英語力的に行った事の無いアメリカに住むのは想像も出来なかったからです。しかも「研修で1年間」という事だったので、私は日本に残ろうかなと悩んだ時期もありました。

夫は大学2年の時にニュージーランドに1年留学経験があり全く問題無く、むしろ念願の海外生活だったので私の不安な気持ちに気づく事は無くて(笑)。でも良く考えてみたら、夫にとってもきっと大変な1年になるんじゃないかなと思って…だからこそ私も一緒に行って側で支えたいと感じました。

私の母が「夫婦はいつでも一緒にいないといけない」というスタンスだったので、母の助言も後押ししてくれましたね。 そして行くと決めてから1年くらいで渡米しました。渡米前はアメリカの情報といえばネットで検索することぐらい。あまりイメージが出来なくて、「あんなことしよう」「こんなことしよう」みたいなキラキラした事は思い描けず…むしろ駐妻の中には生活が合わなくて心を病んでしまい帰国する人もいた、と聞いた事もあったので「とりあえず無理はせずに合わなかったら帰ろう!」という心持ちで出発したのを覚えています。

元から海外生活やアメリカ生活をしたいと思っていましたか?

 

A post shared by Yurika (@yurika_itsme) on

海外生活への憧れは全く無く、ずっと日本で過ごすと思ってたのでアメリカ生活を想像した事はありませんでした。だけど、夫は付き合っている時から「海外で英語を使う仕事がしたい」と言っていましたし、結婚した時も「そのうち海外に行く事になるかもしれない」と話していました。

その時私は、あえて真剣に考えていなかったんです(笑)。どうなるかわからないし、その時になったら考えようって。でも実際「研修で1年間アメリカへ行こうと思う」と聞いた時はやはり悩んでしまいました。結局渡米を決めましたが、悩んだのにはこれまでの生活スタイルがかなり影響していると思います。

私は結婚する前の27歳まで地元の九州で過ごしていました。結婚までは実家にいるのが当たり前で、親と離れるのを考えたこともなかったので、例えば大阪や東京みたいな都会に出たい!といった欲望が無かった。

高校、大学はカトリック系の女子校だったのですが、女しかいないと皆気持ち良い程さらけ出すのが好きで楽しくて自分に合っていたなと思います。大学を卒業したら、そのまま地元の企業に就職して、結婚まで働いて…というイメージを持っていました。人と話すのは大好きだったのでお客様と直接関われる仕事をしていましたが、地元を離れたり、海外に住むといったこととは縁が無かったんですね。

渡米前に何か特別に準備したことはありますか?(英語、住宅など)

 

A post shared by Midori Okitsu (@okitsu_midori) on

6ヶ月間、英会話スクールに通いました。個人でやっている地元のスクールで、通い放題で9,000円だったので仕事をしつつ週2~4日程で行きました。文法を学ぶと言うよりも、ひたすら会話をするコースを取っていたのですが…成果と言えば、そんなに伸びたなとは感じませんでした(笑)

ネイティブの先生だったのですが、日本語もある程度喋れる方だったので、わからない時に日本語でコミュニケーションを取ってしまったり…でもあの先生に出会ったおかげで英語って面白いんだな、と思うことは出来たので良い経験だったと感じています。アメリカの生活へのハードルもその先生のおかげで下がりました。

英語を先生と話す時は、「ワオ!」とか感情表現をすごく良く出せたのも気持ち良くて私の性格に合っていたんだな、と思います。まだまだ英語は上手に話せないけど、英語自体は今もすごく好きです!家はアメリカに来てから決めました。

住居が決まるまでの最初の3週間は、ホテル暮らし。ホテルに住みながら週末夫と見て回ったのですが、このホテル暮らしの間が私は1番きつかったです。まだ慣れない場所でろくに英語も話せないし、ホテル暮らしはなんだか落ち着かなくて…私のような「研修」の場合と「駐在」では違うかもしれませんが、旦那さんと同じタイミングで来る奥さんはこのパターンが多いかもしれません。先に旦那さんが渡米して生活環境を整えてから奥さんや子供が渡米する、という家族ももちろんあります。

家具はレンタルも考えましたが、結局最低限だけを買って安く収めました。購入したのはソファ、ベッド、ローテーブル、テレビくらいかな。レンタルは、滞在1年と考えて月々割り出すと、割高になってしまうんです。だから日本でも使える家具をお安めに買いました。冷蔵庫は元からついていたし、洗濯機はアパートに付いている共同のランドリーが安かったのでそれを使っています。

アメリカでの生活全般について教えてください(食事、移動手段など日本との違いについても)

 

A post shared by Jason Hall (@jason.c.hall) on

平日夜は基本的に家で和食を作ります。ランチは友達と外食が週3くらいでしょうか。土日は外で夫とランチすることもありますが、あんまり夜は出歩かないことが多いです。夫は仕事で夜遅いので、大抵先に食べてしまいます。待てない(笑)夫には毎日お弁当を持たせています。社食もあるみたいなのですが、10ドル程はかかってしまうので節約ですね。日本と違うな、という食生活は家族ぐるみのお食事が多いことでしょうか。

休日は夫の会社仲間と誰かのお家でBBQをしたり、どこかのレストランで食事をしたり。お友達の家族とも頻繁にお家でBBQが多いかな。あと会社の奥様だけが参加する婦人会という集まりが定期的にあるのですが、これに初めて参加した日が1番緊張した経験かもしれません。ただの友達ではなく、夫の会社関係の奥様方なので失礼がないようにと、気を引き締めて参加したのを覚えています。

実際お会いすると皆様気さくで、困っていることがないか気にかけて下さいました。基本的に20代だと年齢的に1番若くなるので教えてもらう事が多く、ランチをご一緒する時は「何系が食べたい?」と聞いてくれて、美味しいお店の候補を何軒かくださるという神様のような方もいます。その方々のおかげで今テキサスの暮らしを楽しめています!そして実は最近私よりも年下の奥様が来たので、私も出来る限りの事をお手伝い出来たら嬉しいなと考えています。

ドラマの世界を見ていると、海外駐在生活はかなり厳しいのではないかとか、いじめがあったりするのではないか、人間関係で悩みが絶えないんじゃないかと想像していたのですが…そんなことは無くて良かったなぁと思います。会社の奥様方だけでなく、アメリカで出会った日本人の方は慣れない私のアメリカ生活を楽しくしてくれた素敵な方ばかりです。

夫は渡米後すぐに車を支給して貰えたのですが、私は2ヶ月後に支給してもらいました。日本ではペーパードライバーだったので、アメリカの運転は最初とても怖かったです。まず交通ルールが違うし、標識がすぐに理解できなかったからです。「STOP」とかはわかりますが、「YIELD」は読めず調べました(笑)。最初の頃は夫に助手席に座ってもらい、わからない標識は夫に聞いたり、赤信号でも右折して良いとか教えてもらい段々と覚えました。

日本で運転していた方はウィンカーとワイパーが逆だったり、右通行が慣れないと聞いたりもします。でも道幅は広いし、駐車場も広いので難しくは無いと思います。ただ、広いが故に運転が豪快になってるかもしれないのが心配です…。

平日、休日1日の過ごし方は?

<平日>

6:00am 起床

6:30am お弁当作り、朝食、片付け

7:30am 洗濯、掃除

9:00am ヨガ教室orジム

10:30am スーパーへ買い出し

11:30am 友達とランチ (または13:00~1時間半 英会話レッスン)

5:00pm 夕食作り

6:30pm 夕食

8:00pm シャワー

9:30pm 夫帰宅(夕食準備、片付け)

11:00pm 就寝

 

<休日>

7:30am 起床

8:30am 朝食

9:00am リラックスタイム

12:00pm 昼食(たまに外食)

1:00pm 買い物

6:00pm 夕食準備

8:00pm 夕食

9:00pm シャワー

10:00pm 映画を観ながら夫婦で晩酌

0:00am 就寝

平日は家事、ヨガ、友達とランチ、英語のレッスン、ジムという感じで過ごしています。ヨガはアメリカに来てから始めたのですが、1回1時間で週2~3回でしょうか。英語のレッスンは週2回でプライベートで習っています。ヨガも英語も夫の会社の奥様ネットワークで教えてもらいました。

 

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英語の勉強はどのようにしていますか?

 

A post shared by MARIA (@seed_academy_english) on

週に2回(1回1時間半)プライベートレッスンを受けています。知り合いの方に紹介して頂いたので、1対1と言っても全く知らない人じゃないし、日本人へ教えてる経験もあるので安心してお願い出来ました。実はアメリカに来てから他にも教会でやっているESLや、語学学校のESLのクラスにも通ったことがあります。

教会では文法などをネイティブの先生が教えてくれて、学校では文法も会話もコースがいろいろあるので伸ばしたい能力によって選ぶ事が出来ます。それも楽しかったのですが、どうしても複数人のクラスだと周りの人が沢山発言するので自分が話す機会があまり無く成果は感じられなかった…もちろん日本人の方でもそういう場で発言できたり話しかけられる方もいると思うのですが、私には厳しかったです。

必要なのは他愛もないことでもいいので話す事だと思うので、私はプライベートレッスンが1番合っているかもしれません。複数人のクラスだと同じ事を全員で学ぶので「これはわかるんだけどなぁ、あっちの方が知りたいな」とかは反映出来ないのに対し、プライベートは知りたい事を遠慮無く聞けるし、自分にあったレベルで常に勉強出来ます。

現在のプライベートレッスンでは、文法、生活に必要な会話やイディオム、細かい発音まで習っています。初回時に簡単なテストでレベルを見て貰い、何を私が習いたいかを聞いて頂きました。毎回先生が私用にプリントを大量に作成してくださり、そのプリントに沿って教えてくれます。

私の他にも7人程生徒さんをお持ちだと思うのですが、自分のレベルに合った内容なのでとてもありがたいです!おばあちゃんの先生なのも良かったかな。安心してほっこりした気分になります。若くてカッコイイ男性とかだったら緊張してしまってダメだったかもしれない(笑)

交友関係について、周りにはどんなお友達がいて、どうやってお友達を作ってる?

 

A post shared by タマキ ユウナ (@t.yuuna0320) on

会社の奥様達から、年が近くて会社とは関係無い人を紹介してもらった事が多いです。子供がいるかいないか、というのは友達を作るにあたって大きなポイントとなります。子供がいると現地校や補習校、習い事といった子供コミュニティの知り合いが爆発的に増えると聞きますが、私のように子供がいないとなかなか友達を見つけるのが最初は難しかった…

子供がいなくて、30歳くらいで、会える時間が似た方を紹介頂きました。今まで通った語学学校で出会った海外の方たちとは、たまに連絡を取るくらいだなぁ。自分の英語力でランチに誘うのがハードルが高くて出来ませんでした。

オススメのスポットはある?

 

A post shared by Fort Worth (@airbnb_fortworth) on

テキサスのフォートワースにあるストックヤードです。実は渡米する前にテキサスに対して抱いていたイメージと、実際住んでみたテキサスは全く違いました。私の暮らすダラス周辺のフリスコは都会で必要なものは何でも揃う便利なところで、最近発表になった「全米で住みやすい都市」にテキサスはPlano(1位)、El Paso(6位)、Irving(8位)、Austin(9位)と4都市もランクインしています。でもストックヤードには日本の方がイメージする「テキサス」がまだ残っています! 私は「テキサス=カウボーイハット✕ブーツ✕腰にピストル✕馬✕おじさんが酒場に集う」といった想像をしていたので、大きな角を生やした牛が通りを練り歩いたり、カウボーイハットにブーツのおじさんが本当にいたり、馬や牛のショーがあるここは本当にオススメです。

アメリカで日々見ている情報サイトはありますか?

 

A post shared by Yuk1 Sug1mo10 (@yuki.sugimo10) on

アメリカの情報はダラジャパか、まめりかでチェックしています。ダラジャパはダラスに特化しているサイトなので、イベントや新しくオープンした飲食店などをチェックしたい時に、まめりかはアメリカ全般をカバーしているので旅情報や日常生活に使える情報をチェックしたい時に見ています。

アメリカのテレビは観ますか?

 

A post shared by 植松 秀一 (@7dg4d3se) on

実はアメリカのテレビを繋いでいないんです。アパートの共有スペースにテレビがあるのでそこで見たりもします(笑)。だから意外とアメリカの事件をヤフージャパンで知ることも…。日本のテレビはYouTubeでよく見ます。テレビにネットを繋いでいるので、大画面で日本のワイドショーは毎日チェックしますね。もちろんコアなお笑い情報とかは追いつけていないの思うのですが、1年で日本に戻るとなると日本の情報も知りたいなと思ってしまって…。

アメリカに来て大変だったこと、カルチャーショックは?

 
 
 
 
 
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自分が言っていることが相手に伝わっていないと感じる事でしょうか。質問には答えたけど、そもそも質問内容を把握し切れていないので相手が「?」という表情をしている事もあります。レストランで頼んだものと違う料理が来てしまっても、替えて欲しいと伝えてみるものの、うまく説明できず結局それを食べた事も…。

スタバでも写真付きのメニューを指差してフラペチーノを頼んだのに全然違うメニューが来たり、ホットとコールドが違ったりもうてんやわんやです(笑)。先日ネイティブを真似して「hot」を発音良く「ハット!」と言ってみたのですが、コールドがきました。これでもダメなのか、と悲しくなりました…。

スーパーのレジでカウントミスも結構多いのが最初びっくりでした。ヨーグルトを2個購入したのですが、後でレシート見たら5個買っていることになっていたり。アメリカは不良品があったり、気に入らなかったらレシートを持っていけば割と簡単に交換や返品が出来ます。とは言っても手間なので、レジが終わってすぐにレシートをチェックする癖がつきました。

逆にオーガニック野菜を購入したのに、普通の野菜としてカウントされ安く済んだラッキー!みたいな事もありますけどね(笑)。ちゃんと自分でチェックしないと損したまま流れてしまうので、日本にいるよりもしっかりしなきゃという気持ちは強くなりました。

レストランに行った時にたまに感じる事ですが、ウェイターやウェイトレスがすぐに食器を片付けたいのか、まだお皿に食べ物が残っているのに「お食事は終わりかな?食器を下げていい?」と聞いてきます。急かされている感じがするし、片付け始めると周りの人が食べているのに大きなカートにガシャガシャ音を立てて食器を積み重ねていくのが苦手です。あと料理が届いてまだフォークをつけていない段階で「美味しい?」と聞いてきます(笑)

きっとアメリカだと必ず担当のウェイターが付き、その方がオーダーからお会計まで面倒を見てくれてチップもその方に渡す事になるので、そのサービスの一環で聞いてくれていると思うのですが、気持ちが先立ってしまった質問には「まだ食べてないよ!でも美味しそうだね!」と返す事になりますね。日本のサービスは失礼な事はあまり無い気がするのですが、アメリカはフランクでフレンドリーな反面デリカシーに欠けるなと思う事も…。

反対にアメリカに来て良いことは?日本の友達に自慢できるようなことはある?

 

A post shared by ?? (@joanslifeissweet) on

英語が上手くなくても何とか伝えようとすると、一生懸命理解しようと耳を傾けてくれる所です。そして必ず褒めてくれます!もちろん本当の所、そんなに話せていないのですが(笑)。英語の勉強をしても中々上達せず、「なんでこんなに出来ないんだろう」と自分をふがいなく感じる事もありますが、そんな風に最高の笑顔で褒めてもらえるとまた頑張ろう!って思います。

初めの頃、一切英語を話したくない日というものがありました。誰も話しかけないで!って思ってた…思うように喋れないし、相手の言っている事がわからないし、慣れない英語は話すだけでぐったり疲れてしまうから。でも実はアメリカの雰囲気自体はとても好きなんです。ハグする文化も、良く笑う人が多いのも、表情豊かな人が多いのも。だからこそ自然に話せたらもっと楽しいんだろうなと思います。

まだ英語を話す時に緊張するし、自分が話した英語が拙すぎて理解してもらえない時は本当に切なくなります。でも、一生懸命話したら聞いてくれて褒めてくれるのが嬉しくて、今も勉強を続けていられるのかもしれません。 あとテキサスの人達は愛国心、愛州心が強い!テキサスの州のマークはローンスターと呼ばれる星なのですが、街のお店には本当に沢山の星型グッズが売られていて、実際お家の中にはローンスター雑貨で溢れているという家庭も多いのです。

お家の前にはアメリカの国旗と、ローンスターの州旗がひらひらなびいている様子も良く目にします。自分の住んでいる場所に誇りを持っていて愛してるって素敵だなぁと思うし、そんなテキサスの人を見ていると私も気づけばテキサスが好きになっていました。

アメリカで一番楽しかった思い出はなんですか?

 

A post shared by WhyNot!?国際交流パーティー (@whynotjapan_official) on

今まで海外旅行は韓国とニュージーランドしか行った事が無かったんです。アメリカも初めてだし、海外生活も初めてなので全てが新鮮でした。苦労もありましたが、何するにも楽しかったので選ぶのが難しいですね(笑)。でも1番は何と言っても、ネイティブの人と会話できて、通じ合って、笑い合えた経験でしょうか。あの瞬間は本当に嬉しくて、もっと英語が話せるようになりたいと強く思った瞬間でもありました。

留学経験があったり、海外旅行に良く行く人からしたら当たり前のことかもしれないですが、海外経験があまり無かった私からすると1番の楽しかった思い出です!

アメリカへ来てほぼ1年が経とうとしていますが、どんな所へ旅行に行きましたか?

 

A post shared by Noah Approved! (@noahapproved) on

ロサンゼルスヒューストンニューヨークオースティンサンアントニオラスベガスです。最後にグランドキャニオンに行きたいと今計画中です。でも1番印象的なのはニューメキシコのホワイトサンズでしょうか。

旦那様に変えてもらいたいことはある?愚痴をぶっちゃけて!

 

A post shared by 藤井優子 (@lumiere.yuuko15) on

最初の頃、友達が全くいなかったので夫が帰ってくるまで誰とも話さずに1日を過ごしている事もありました。やっと帰って来たら私は「今日こんな事があってね」と喋りたいのですが、夫は疲れていてそんなテンションではない…もちろん夫は慣れない土地で仕事をしているので疲れて帰ってくる事はわかっているのですが、それでも日々の不安をぶつける人が他にいないというのは今までに体験した事のない辛さだったんです。だからなるべく優しく「もっと会話がしたい」と伝えました。

そうしたらその後、夫が「今日はどんな1日だった?」と聞いてくれたり、不安や嬉しかった事楽しかった事など耳を傾けてくれて…今では友達も出来、生活にも慣れたのでストレスも大分減り、やはり初期は大変だったなぁと感じます。

後はもっとふたりで行きたい所を彼にも考えて欲しい、と思います。休みの日にどこに行きたいか自分から発信してもらえると嬉しいですね。いつも週末「行きたい所ある?」と聞かれて、特に私に希望が無いと会社に仕事をしに行きます。折角のふたりで過ごせる週末だし、アメリカに駐在できるのは1年だけだから、私は楽しい事やここでしかできない事を体験したい。「あそこのレストランに行ってみよう!」「面白そうなイベント見つけたよ!」「ここに旅行に行かない?」といった提案はいつも私から…旅行プランも全部私が決めて、夫はそれに付いてくるだけ。

行き先を私が決めたとしても、せめてそこで何をしようかは2人であーだこーだ言いながら決めたいです。アメリカに遊びに来ているわけでは無いという事は承知していますが、もう少しだけでも前向きにふたりの過ごし方を考えてもらえるといいなぁと思います。

そろそろ1年が経ち帰国する日も近いですが、1年は短いですか?長く感じましたか?

 

A post shared by Mark Sweeney (@marksweeneyphotography) on

渡米当初は途方にくれました。知り合いが本当にいなくて、これからどうやって過ごすんだろう?1年は長すぎる!と嘆いていて…当時車も最初持っていなかったので行動範囲も狭く、ホテル暮らしだったので不便な事も多くて暗くなってしまっていたんですね。

でも今はもっとここに居たいなと思います。アメリカで会った日本人の友達がすごく合うし大好きなのですが、きっと日本に帰ったら今のようには会えないので、残り少ない日々はそういう人たちと思い出をたくさん作りたいです。

アメリカに来て変わったなぁ、と思う事はありますか?

 

A post shared by Hobby Art (@hobby_art__) on

また夫に海外赴任があったとしたら、是非行きたいと思うようになった事でしょうか。今までだったら夫を支えなきゃ!という義務感が強かったけど、単純に海外で生活してみるのも悪くないなと思うようになりました。きっとどこに行っても楽しめるかな、と。

これから違う国に行く可能性もあるから、これからも英語にはできるだけ触れていたいと思います。こんな機会に巡り合えて感謝ですね。 ちなみに父母との関係も今回の私の渡米で変わったと感じています。1年前の渡米の日は、最後空港で父母とハグして別れました。普段父とハグなんてしないのに(笑)。そしてお母さんが書いてくれた手紙を飛行機で読んで泣きました…それくらい家族にとっても私にとっても大きな事だったんだなと今思います。

最初は寂しかったものの、離れたことで親に感謝する気持ちが大きくなりました。より良い関係性になれた気がします。お母さんも成長したと話していました(笑)。今では1人でアメリカに荷物も送れるし、ガラケーをスマホに買い替えラインで連絡できるようになりました。

アメリカに来たい人に向けてメッセージ!

 

A post shared by Carmen Brown | (@marriedbyhisgrace) on

きっとどこでも自分の気持ちの持ちようで楽しく過ごせます。辛いなと思った時も辛い顔をせず、とりあえず笑うようにしたり、「Oh really?」と表情豊かに相手の話を聞いてみたり(笑)。英語が出来なくてもジェスチャーを使えばなんとか伝わります。

あとは出来る範囲のことは自分でやろうと頑張ってみる事ですね。私のように留学経験が無いととにかく最初は困ることが多くて、なんでも夫や友達に聞いたりやってもらいたくなるのですが、そこは踏ん張ってトライしてみるとその分慣れて強くなっていきます。もちろん全部ひとりでやろうとしたり無理をするのは良くないので、周りに甘える事も同じくらい大事ですが…こんな私でも楽しめたので、きっとどんな人でも大丈夫です!

今まで海外生活がしたくて、どうしてもアメリカに来たくて渡米した方へのインタビューが多かったのですが、今回は旦那様を支えたい一心でアメリカ生活に挑戦している駐在妻の方にインタビューをしました。とても控えめで優しい目をされたAさんですが、自分で何でもやってみようと心がけた1年の生活で目の奥にはたくましさと輝きも感じ取れました。変わろう!と思って渡米したわけではなかったけども、結果的に自分は変わったなと感じたという彼女の奮闘の日々が垣間見れたでしょうか?アメリカに行く理由は人それぞれ。今後もまめりかは、アメリカで頑張る人へのインタビューを続けていきたいと思います。

 

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